フリークス
フリークスは日本も含めて世界中に実在した見世物小屋を舞台とした1932年の映画です。様々な実在の奇形障害に生まれた方々が登場しており、内容も差別的な展開も多くショッキングでした。恐らく当時の倫理観のままに映画は描かれているのだと思いますが、公開当時は世間に大変な衝撃を与え、イギリスでは三十年以上公開禁止処分を受けており、まともな倫理を持った方々も多くいたのでしょう。監督は今作以降仕事に恵まれる事は無くそのキャリアを閉ざしてしまったそうです。
内容は小人症主人公のハンスが美しき花形であるクレオパトラに騙される間違えた恋愛を主軸に動いていき、様々な方々の視点で描かれていきます。基本的に笑い者や蔑みの展開が多いのですが、彼らを友人や恋人として愛する方々も登場し、人の感じ方に差はありますが全てが酷く差別的な映画では無いのだと思います。後半はサスペンス性が強く、主軸な悪党には天罰がくだり、一応のハッピーエンドで物語は締めたのだと思われます。かなり苦くはありますが。
映画好きとしては好んで観る映画では無かったですが、ずっと前からアマプラにある事は知っており一度は観ておかなければと思って鑑賞いたしました。アマプラには日本公開時の邦題「怪物園」と二本ありますが、どちらも同じ映画です。ホラー・ドラマの分類になっていますがこの作品は間違いなくホラーではありませんでした。
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