07 ただの常連さんとして

あたしは、昨日の事が忘れられなかったから、

ことりさんが働いていない日にカフェに来た。

ことりさんに初めて出会ったときのことを思い出す。

ことりさんがキラキラしてて、可愛くて、天使にみえた。

そして、ポニーテールがよく似合っていた。

 

なんて思いつつ、私は注文をする。

「カプチーノ1つとマフィン1つください。」

「かしこまりました〜

あちらのお席でお待ち下さい〜」

最近入った新人なのか?見たことがない顔だった。


あたしが席につき、スマホを長らくみていると、

新人店員が注文物を机に置いた。

「ごゆっくりお過ごしください〜」


やっぱり、カプチーノとマフィンはよく合う。

まるで、あたしとことりさんのように…

なんて、ふとした時にことりさんのことを考えてしまう。


あたしは、やっぱりこの恋を諦められない。

そもそも、諦めようなんて一切も思ってない。




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