04 制服姿のことりさん!

実は、あたしは電車通学でして、

家から、1時間23分かけて学校に行っているの。

電車の中で1時間過ごしますから、凄く暇なんです。

その時、あたしは人間観察をしますの。

様々なファッション、人間性が垣間見れて楽しいです。


「…井堂りりあちゃんであってる?かな?」

「えっことりさん?」

あたしがそう言うと、ことりさんは私の隣に座った。

「りりあちゃん、椎学しいがくなんだね。

わたしは、七海北城高校ななみきたしろこうこうに在学してるんだ。

知ってるかな?」

「あ、えっと勿論です!

七海北城高は、部活の強豪校として有名なので!」

「あはは、そっか。

緊張すると、お嬢様言葉を言わないんだね、かわいい。」

ことりさんはサラッと、あたしの頭を撫でる。

「あ、ごめん。可愛すぎてついつい撫でちゃった〜」

「ことりさんの方が可愛い…です…」

「タメ語でいいよ、りりあちゃん」

「じゃあ、そうさせてもらいます

名前、間違って読んじゃってごめんなさい」

「タメ語言えてないよ笑

全然いいよ、可愛いすぎてむしろ嬉しくなっちゃった。

一応、私の名前は小鳥遊みずき。」

「これから、なんて呼べば…?」

「ことりさんがいいな〜!!」

ことりさんは、ウルウルした瞳であたしをみる。

「もちろんです!!!」

「あ、私ここで降りるね。

りりあちゃん、またどこかで会おうね。」

「え、あ、はい!」


ことりさんは、やっぱり天使のような人だ

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