02 名前、教えてください
テスト期間が終わって2日後、
女店員がいるカフェに向かいましたの。
カフェに着き、女店員がいるレジで注文しましたの。
「チョコレート・カプチーノ1つ、マカロン5つ、パウンドケーキ1つくださいまし」
「かしこまりました。
あちらの席でお待ち下さい。」
女店員は、また天使みたいに微笑みましたの。
これは、あたしの目がおかしいだけですの?
そんなわけないですわね、彼女は誰が見てもかわいい人ですわ。
なんて、思いながら座席で彼女だけを見ていましたの。
そしたら、彼女があたしの座席にそっと注文物を置いてくれましたわ。
そのとき、あたしは彼女に名前を聞きましたの。
「名前、教えてください!!」
緊張しすぎて上手く喋れませんでしたが、
彼女に伝わったでしょう。
「私の名前ですか?
でしたら、この名札に…」
その名札には、『小鳥遊』と書かれていましたの
そのとき、あたしはこの漢字が読めませんでしたわ。
人の名前を間違えるのは失礼ですけれど、
とりあえず言ってみましたわ。
「ことり…さん?でしょうか?」
あたしがそう言うと、ことりさん?は私に向けて笑いましたの。
「あはは、そうです。ことりです」
「お客様、ご要件はよろしいでしょうか?」
「いえ、まだですわ。
あたしの名前は井堂りりあですの。
ぜひ呼んでくださまし。」
「覚えておきますね笑」
そう言って、彼女はカウンターに戻りましたの。
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