第4話 村山理香さん・和田明日香さんの見た真実
○ 村木厚子さんが「私を信じてくれている人たちがいる」という思いによって、半年間戦い抜いてこれた、と述べられた際、作家の村山由佳さんは「信じるというよりも、村木さんのことを知っている」ということではないか、と仰ったのですが、村木さんは「まさにその通りです」と納得されていました。
一方的な思い込みというニュアンスにもとれる「信じる」に比べ、「知っている」というのは「真実を知っている」という、揺るぎない確信を意味します。
さすが、文字や文章で飯を食う作家だけある。人の心と言葉の結びつきを的確に表現できる人だ、と私(平栗)は思いました。
○ 仕事と家事の二本立て(自転車の両輪)によって、かえってそれぞれに心を新たにして集中できた、という話に、3人の主婦は同意されていました。
宮本武蔵「五輪書」にも、「まぎるる」「あらたなる」という項目があります。
○ 「この番組では、皆様の中に宿っている変わらないもの(真実)をこれからも大事にし、シェアしていきたい」と、番組のラストで述べられた和田明日香さん。
そんな彼女が推奨された曲は「ダイアモンドは永遠に」でした。
彼女は、別の回の「眠れない貴女(あなた)へ」で、ご自分が出産の時「縄文時代から続いている痛みなんだ」と自分に言い聞かせて、出産の痛みに耐えた、と仰っていましたが、まさに何万年もの間続く縄文人の確固とした変わらない魂を持つ女性といえるでしょう。
この「眠れない貴女(あなた)へ」という番組が500回を越えるまで続いているのは、毎回、今風の話題・軽い話題を取り上げながらも、永遠に変わらない真実を追求するという基本姿勢で、スタッフやパーソナリティーの皆さんがやってこられたからではないでしょうか。
続く
2024年7月3日
V.1.1
平栗雅人
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