第6話
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「咲花、腕抜くよ」
「・・・ん」
あれ?
私、なんで優希と同じ布団で寝てるの?
一緒に寝るなんてありえないし、、、
あ、今私夢見ているんだ
明晰夢の存在は知ってたけど見たことはなかったから新鮮だな〜
というか、明晰夢の中なら自分の思い通りにできるじゃん!
「優希〜、頭なでなでしてほしい」
「え!?」
そんなに驚いてどうしたんだろう
「お願い〜」
「わかった」
優希に頭撫でられるの気持ちいい
ずっとしてほしいな
「そういえば、もう怖くなくなった?」
怖い?そんなことあったっけ?
、、、あれ、これもしかして現実?
「咲花?」
「うん、優希のおかげで怖くなくなったよ」
「そっか、よかった」
これ、私が甘えん坊なのバレた?
すっごい恥ずかしいんだけど、、、
「そろそろ起きる?」
「まだ起きない」
「そっか」
腹いせで優希の胸に顔すりすりしよ
ーーーーーー
「咲花、今日どうする?どっか行きたい所ある?」
「行きたい所は特にないかな」
「そしたらゲームでもする?」
「ゲームしたいけど二週間後に模試あったよね?」
「あ、確かに先生言ってたね」
「だから、模試の過去問で勝負しない?」
「僕過去問持ってないけど、どうするの?」
「先生から2年分の過去問を二部ずつ貰ったから一部あげる」
「いいの?」
「いいよ、優希と一緒に解くために貰ってきたから」
「そっか、ありがとね」
「うん」
「負けたら、何かあるの?」
「勝った人の言う事を一つ聞く でいい?」
「わかった。数学200点、国語200点、英語150点の3教科の合計点が高い方が勝ちだよね?」
「うん」
「じゃあ、勝負しよっか」
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「咲花、出来どうだった?」
「結構できたと思うよ。優希は?」
「僕も結構できたと思う」
「そっか、じゃあ答え合わせしよっか」
「咲花、答え合わせ終わった?」
「終わったよ」
「じゃあ、僕が先に得点言うね。数学177点、国語114点、英語82点、合計373点だったよ」
「数学170点越えって偏差値70超えてるじゃん。すご」
「数学ばっかり勉強してるからね、でも英語もうちょっと取りたかった。咲花の得点は?」
「私の得点は、数学146点、国語129点、英語115点、合計380点だった」
「ギリギリ負けたかー、悔しい」
「負けたから私の言う事ひとつ聞いてね」
「わかった。何すればいいの?」
「学校が始まるまで私を甘やかして」
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読んでくださりありがとうございます
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