Day8 雷雨
雷雨の中、友が銭湯へ行くという。理由を聞くとエレベータ横の貼り紙を指した。
『本日雷雨につき、当アパート内での臍出し厳禁 臍を守れ』
ぽかんとする僕を横目に「臓物を啜る女が出るんだ」と服の上から臍を押さえる。慌ててこちらも腹を守った。
雷鳴が轟き、びしゃびしゃと鳴る雨音に振り返る。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます