ノスタルジックハイ

海へ帰りたくなる夜明け


君にも半分あげる


からっぽは綺麗


いっぱいだと不恰好


僕はくらげのように


ただ生きてみたいだけ


忘れちゃいない


嘘なんかついてない


終点はちゃんとわかっている


それでもまだ


耳障りの悪い言葉で


最後の足掻きを演じているのは


夜の陰謀を片目でかわして


体の各々が望む朝を


見に行きたいから


そして望み通りに


朝日を浴びたなら


空へ昇って


夜空に軌跡を飾った


星達の火葬場にて静かに涙するよ


それから僕ら海へ帰ろうか


そのうち全て海へ還るのだろうから

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