第32話 攻略
次の週、改めてサファリパークダンジョンに来た。
ノバ レベル1
フェイトラビット ランク5
強さ 374 物理的攻撃力
器用 378 命中率
素早さ429 回避率、移動速度
知性 374 魔法的攻撃力
耐久力374 HP基準値
賢さ 374 MP基準値
HP 374
MP 374
スキル ラビットダッシュ
体当たり
身を守る
フラッシュ
ダークシールド
覚醒ハッピーバレル(ストレングスサークル、EXPブースト、ドロップブースト)
覚醒アンハッピーバレル(パワーダウン、ディフェンスダウン、ウィークポイント、イネプト)
覚醒積み上げる不幸(パラライズ、ポイズン、サイレンス、コンフェージョン、フィアー)
覚醒積み上げる幸運(ヒット、ピンポイント、エヴァージョン、クオリティアップ)
覚醒運命の扉(時の巻き戻し)
宿命の扉
レベルアップ上昇値 各1、固定上昇値 強さ4 器用4 素早さ5 知性4 耐久力4賢さ4
ノバはステータスでは測れない強さになって来た。
バフとデバフばら撒いて、どうしてもダメなら1回やり直すというとんでも能力になって来た。
まぁ、でも、今日の主役はパルなんだけどね。
そう思いながら恵ちゃんと朱里ちゃんと合流してボスに向かうことにした。
「あ、これ持って来たからつこうて」
そう言って渡された物はコンパスみたいな道具だった。
「これは?」
「ボス発見器やで。
あ、でも周りより強いモンスター見つける道具なんで、たまにボスじゃない奴に連れてかれるんやけどね」
「へぇ!凄いな!早速使ってみよう!」
使い方は簡単、針の向いている方向に進むだけだった。
「おお!本当に居た!」
30分くらい歩いたら、ちゃんとボスが居た。
これ凄いな!
ここからは、パルの出番だ。
前回も俺のテイムリンクは使っていたから、これは使う。
危なげなく、あっさりと勝った。
金遁の技がエグい。
「なんや、針千本のーますって感じやんな」
無数の小さい針が出て来て相手を攻撃するんだけど、その全部に即死のパッシブが乗る。
そして、光の飛ぶ方へ移動。
ボス発見器も同じ方を示している。
あ、ていう事はもうボス出てるんだ。
これ完全に挙動がネット情報と違うなぁ。
これが本当のここの攻略なんじゃなかろうか。
基本テイマーは物量作戦だから、テイムモンスター1体での攻略なんてしないよなぁ。
これくらいの相手なら人間1体は普通にありえそうだもんなぁ。
最近真面目にテイマーのこと調べて、勉強してるから分かるけど、テイムモンスターで単独ボス挑戦は普通しない。
それというのも、テイムされたモンスターには明確に壁がある。
これがテイマーたちが言う5の壁だ。
通常はモンスターランクの低い子たちは進化させても5で止まる。
うちのノバみたいに5を繰り返すなんて例外中の例外らしく、何処を検索してもそんな話は出てこなかった。
これを解決するには、最初から6以上のモンスターをテイムするか、試練の洞窟の最下層のボスを倒してその奥の泉の水をテイムモンスターに飲ませるかだそうだ。
だけど、モンスターランク6はCランクダンジョンじゃなきゃ出ない上に、テイムに失敗する確率は跳ね上がるらしい。
そもそも、Cランクの冒険者にならないといけないわけだけど、それもかなり厳しい試験があるらしい。
合格率も低く、Cランクとして活躍している現役の冒険者は全体の3割程度って話だ。
それに新しくモンスターを迎え入れるにしても、上限いっぱいまでテイムしてそれを全員きっちり育てた状態じゃないと、とてもじゃないがランク6をテイムできる状態まで辿り着かない。
なので、ここからは今まで丹精込めて育ててきた自分の子達を最終的に全員手放すという選択が必要になる。
これは精神的にクル。
じゃあ、試練の洞窟でって考える事になるけど、試練の洞窟はランク7が出るBランクの洞窟なんだと。
こっちの方がもっと難しい。
なので、このCとDの辺りで大抵のテイマーは上に行くことを諦める。
エンジョイ勢と揶揄される理由の1つでもある。
他の職業でさえ、ここの辺りは壁になるのに、テイマーは更にハンデ付きだ。
そんな事をつらつらと考えてたら、パルがあっさり青龍を倒してた。
次の光に向かってみんなで移動だ。
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