第1話神との話し合い


意識を失った俺が次に目を覚ましたとき

目の前には自ら神を名乗る頭のおかしいやつがいた。


「我こそは神である」


真っ白いどこまでも平たい床が続く世界には俺とおっさんしかいない。


今の状況を考えてみれば確かに目の前のおっさんは俺たちの考える神なのかもしれない。


だが俺から見たら目の前のおっさんは良くて

鼻をかんだティッシュの神である。


とても地球を統べる偉大なものには見えなかった。


「我こそは全知全能の神である」


俺が何も言わないで突っ立っていると似たようなことをもう一度言った。


とにかく状況が知りたいので質問をしてみるか。


「神(笑)様は何故俺なんかの前に今いるんでしょか」


「おい、お前さっきから我のこと馬鹿にしてるだろ」


「そんなことないですよ髪様」


ツルピカの頭をみながら俺は言った。


「やっぱ馬鹿にしてんじゃねぇか、馬鹿にしてるとお前の転生先をとんでもないところに

して


「今転生って言いましたか!俺異世界に転生できるんですか!」


神(笑)の話を聞いていると転生という単語が俺の耳に入ってきた。


転生といえばアニメや漫画で見たことがある。主人公が都合の良い世界にいって無双をするのだ!


さらに神の言いようだと俺は転生先を選べるかもしれない。


まさかお決まりの展開で神が間違えて俺を殺してしまったのだろうか。


そうであるならばこの上ないラッキーである


「神様どうか私に転生先を選ばせてくれないでしょうか」


「よかろう、今回はこちらの不手際もあってのこともある。特別にスキルなども選ばせてやろう。」


「そんなものまであるんですか!では、お言葉に甘えて選ばせていただきます。」


神様からの説明を受けて俺は転生先を選んだ


俺が選んだ世界は男女比が偏った中世ヨーロッパのような世界だった。

俺はハーレムを作る気満々だった。


だが地球とはかなり違う世界らしく人間以外の種族もいるらしい。さらに平均寿命がかなり長いらしい。まさにファンタジー長く楽しめるしこの世界にして正解だと思う。


次に俺はスキルを選んだ。

神様が言うには最大3つまでいいとのことだった。


俺は集団戦に向けたスキルを取ることにした。


1共進

このスキルは自分の傘下にいる味方にバフを与えてさらに命令を自由に出せるスキルだそうだ。


集団戦をしたい俺にとっては最高のスキルだ


2鼓舞(畏怖)

このスキルは味方に対してさらにバフを与えさらに士気を上げることができる。

また、敵に対してはデバフを与えて士気を下げることができるらしい。


士気は数的不利すら覆す大事なものだから俺は2つ目にこれを選んだ。


3千里眼

これは戦況を上空から見渡すのに使うために手に入れた。

だが神様が言うには何かを調べるのにも使えるらしい。


あとは神様が身体能力やその他諸々をハイスペックにしてくれるらしい。


俺の異世界での目標はとにかく異世界を楽しみまくることだ。


男女比がぶっ壊れた世界で無双するぞ!

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