高校生の俺、家出ケモミミ美少女大学生とシェアハウスする

逃走者T(dotrain)

第1話

「あ、筆箱忘れた……」


学校終わりの帰宅途中にその一言。

「最近忘れ物多いな〜〜」と考えながら学校へと引き返す。

俺の通う高校からさほど距離の離れていない駅にいたので電車の時間を確認して学校へと戻る。


さほど離れていない駅から5分くらいで学校へ戻って自分のホームルーム教室まで行き自分の机の中にある筆箱を回収してもう一度帰り直す。

「あぁ、少しの時間をムダにしたなぁ……」とか「筆箱忘れてなかったら1本早い列車に乗れたのに……」と考えながら駅に向かって電車を待つ。

ちなみに俺の通う高校は奈良県にある私立菖蒲池短期大学附属高校という偏差値が馬鹿みたいに高い歴史ある高校だ。

俺の入学した代の生徒で200年目とか言ってたから、「相当歴史ある高校なんだな〜〜」と少しは考える。

俺の通う高校の立地は奈良県の菖蒲池の近くなので、近鉄奈良線が通っている。

近鉄奈良線は快速急行とかいう神戸三宮方面から近鉄奈良まで行くほぼ特急と言えるほどの列車があるのでそれに乗って帰っている。

俺の自宅は大阪難波駅近くのタワマンなので、学園前まで普通で行ってそこから快速急行で大阪難波まで帰る。

まぁ気が乗ったら特急とかも乗っているけど、520円のムダ使いなのであまり乗らないようにしている。

それと俺はタワマンに住んでいるとか言ったけど、しっかりと一人暮らしだ。

理由は実親と仲悪くて父方の叔父叔母に預けられてから叔父が資産として所有するタワマンで一人暮らししなさいと高校入学と同時に言ってくれたのでありがたく一人暮らしさせてもらっている。

ちなみに結構エンジョイしているつもりだ。

飯も自分で作ったり、気が浮いたら出前取ってそれ食べたり、自宅に誰も居ないから友達呼んで泊まっていってもらったりといろいろと楽しんでいる。

ちなみに自宅は6LDKくらいあるので流石に一人だと寂しさすら感じる今日このごろ……


●●●●●


菖蒲池から40分くらい電車に乗って大阪難波に戻ってきた。

三重県伊賀市出身の俺からしたら「『難波は都会だな〜〜』と感じてしまうのは何でだろう?」と考えながら、駅近くの自宅マンションに帰宅した。

帰ったらすぐにシャワーを浴びて、その後すぐに近くのコンビニへと向かう。

俺はカギと財布、スマホを持って自宅を出た。

この行動が俺の将来を大きく左右するとも考えずに俺はコンビニへと向かっていったのだった……

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