第20話 僕の名は… プロッターとは
「CADの本体はここに置くとして…」
横堀部長が試行錯誤しています。
「サーバーと画面と…」
「あと…プロッターだよな…」
聞きなれない言葉ですね。
プロッターとは
大型のプリンターというかなんというか…
製図って大きいです。
A3やB4ではおさまりません。
服の製図だって子供服とはいえ原寸大ではA3にはいりません。
ということで…
そういった製図を印刷する…僕には書き出すという表現が合うと思うのですが…機械があります。
ご興味のある方はネットで検索してください。
形としては通常よりさらに横に広いエレクトーンのようなものです。
これも入れます。
「プロッターのお話は…知らなかったです」
僕もここに来てはじめて知ったプリンターです。
しかもでかい…
「うん…どこに入れるかな…」
というか…場所は今僕たちがいる事務系のスペースしかありません。
「動きますか…僕らが…」
部長に提言します…明らかに返答はわかっていますが…
「仕方ないよな…」
臨時の僕のデスク…また変わります。
ジプシーのようだ…
また座席表も変わるのだろうな…
「プロッターの電源…注意してください」
「なんで…」
「大型の機械ってコンセント形状が違うものがあるんです…」
「エアコンとかみたいにか…」
「ええ、もっとごっついのもあります」
しゃれになりませんからね、
入れてみたら電源がつながりませんって…
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