14 お祭りエッセイ①
お祭と言えば出店、出店と言えば屋台飯。
お祭の屋台飯と言えば、私は断然フレンチドッグ!
日常にはアメリカンドッグしかない。つまりフレンチドッグはお祭でした食べられない!!
『フレンチ』と『アメリカン』の定義は知りませんが、フレンチドッグは魚肉ソーセージ。ギョニソがデカいもんで串は割った割り箸。衣も何か違うかも知れませんが分かりません。そしてソースをたっぷりと刷毛で塗りたくってかぶりつく! たまらん!
最近は『アメリカン』の影響を受けてケチャップとマスタードを置いている出店もあるけど、やはり私はソース一択。これは年に一回食べられるかの貴重品です!!
しかし、出店界隈にも最近は新しい食べ物も出てきて、見た目にフレンチドッグと競合する気がするのが、チーズハットグ。これのせいでフレンチドッグの店が減っているのではないかと、勝手に心配しております。
昔は兄貴にねり飴を買ってこいとパシらされたけど、今はねり飴を見なくなってしまった気がします。フレンチドッグは無くならないで欲しい! 熱望!!!
昔と言えば、何故かお祭になると買っていたものがあって、正式名称が分からないので調べてみると………『指し棒』とか『ポインター』とかいうのかな?
伸縮して、色は全体銀色で、先の白いところを外すとボールペンが出てくるヤツ。
何でお祭で売ってたんでしょうね?
そして何で私はそんなものを買っていたのでしょうね?
「何これっ! カッコいい!!」
と思った記憶はありますが、なぜそんなにカッコいいと思ったのかは分からないです。
だから、子供がどんなくだらないものを欲しがっても、私は「お祭だもんね~」と納得できてしまいます。
だって、いまでも私はお祭りで『指し棒』とやらを見つけたら買ってしまうかもしれないもの。想像するとウズウズする。いや、理性は止めてくれるけど、テンションは上がる。初恋の人に会った時くらいは上がるかも。
……でも、子供たちと最近お祭に行ってみても、『指し棒』に出会うことは無かった。
まあ、それでもいいかもしれない。
今更会ったところで、感情のままに手に入れようとするのは憚られる。
もう、家庭を持って、子供が出来て、落ち着くべき大人というものになってしまったのだから……
ほら、初恋の人っぽくない?
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