『 流 転 』

絶えることのない時間ときの流れの中で

光は闇に、闇は光に、

幾度となく繰り返される『果てなき流転』

『死』は大いなる祈りを抱いて眠りに着き、

『生』は遥かなる願いを未来へと解き放つ。


過去から現在へと連綿と続く、

儚く砕け散る泡沫のような夢を

澱んだ迷いに変えて行きながら……。


その答えを自然に求めれば、

大地は鮮やかに緑萌え、雨は清らかに傷を癒す。

松明は温かく行く先を照らし、微風そよかぜは優しく心を包み込む。

そして、すべてはただ 静かにそこに佇むだけ…。


されど、心が空のように青く澄んだとき、

閉ざされた扉が、そっと開かれる。


時間ときの流れを遥かな高みより望んでみれば、

事象のすべては「自明の理」だと。

それに気が付いたとき、

枯れかけた夢という名の『蒼き薔薇』は

扉の向こう、

再び天を目指し、「開花の刻」を待ちながら輝き始める。


永い眠りに着く『祈り』すらも自らの糧として、

未来に放たれる『願い』を掴むために……。


そして  

「心」は高く空に舞い、

『流転』の中 その灯火を燃え上がらせる。

それに照らされた『蒼き薔薇』が

輝きの中で花開いたとき、

安らかな「想い」が優しい「風」に導かれ、

『果てなき流転』を巡り始める。



-----


細かいことを考え過ぎたら、

頭が爆発します……………どっかーーんっ!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る