隣の席のおばあさん

リョクリン

第1話帰り道

高校に入学して初めての夏、テストも終わってみんな遊んでいる。


「はぁ」 またため息が出た。今日これで何回目だろうか?一学期で何回目だろうか?友達に口臭いと言われてから気になって仕方がない。「はぁ」 まただ。


俺は人生で彼女が出来たこともなければ女子とも遊んだこともない、野郎とゲーセンとかカラオケに行くぐらいだ 「はぁ」


一人でグチグチ言いながら歩いているとすぐに駅に着いた。今日はとても暑いので駅のコンビニでアイスを買い、ホームの席に座った。いつも通り人がいない、田舎あるあるだ。


アイスを食べてから暇だったのでスマホでゲームをすることにした。電車が来るまで30分ある、長すぎる。


そんな時、青いワンピース来たいかにも成功者みたいなおばあさんがやってきて隣に座った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る