第5話
山小屋には、衰弱しきった父と、
床に広がる吐瀉物が残されただけだった。
父は、あまりの出来事に思考が追いつかず、
その場で気を失ってしまった。
翌朝、目を覚ました父は
空腹に耐え切れずにいた。
窓の外では、依然として激しい吹雪が
猛威を振るっている。
そんな中、ふと玄関に目をやると、
信じられない光景が目についた。
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