~孤独の王者(こどくのおうじゃ)~(『夢時代』より)

天川裕司

~孤独の王者(こどくのおうじゃ)~(『夢時代』より)

~孤独の王者(こどくのおうじゃ)~

 一幻(ゆめ)の許容(うち)から陽光(ひかり)が零れて聖なる喪を経て、俺の自体(からだ)が自由を見詰めて孤高の一宙(そら)へと飛び立つ頃には、上位の景色に燃える文言(ことば)は明日(あす)へ行き着く紋様(もよう)を採り挙げ、幻想(ゆめ)の未屈(みくつ)に屈葬され生く旧い奥義は換算され得た。一人(ひと)の本気(ほんき)が生々(せいせい)され行く平等にも立ち、余計を識(し)らない旧い価値には明日(あす)への活気を大袈裟にも見て、自己(おのれ)の感覚(いしき)が他(ひと)へ及ばぬ幻想(ゆめ)の未覚(みかく)に倣う内には、努力で片付く無駄を識(し)らない孤独の破滅を密かに識(し)った。説明口調に活き得る〝作家〟は自己(おのれ)の未完(みじゅく)にぽとぽと溺れて、活字の奥義(おく)から用を足せない幼稚な本気を白紙へ挙げた。極々(ごくごく)詰らぬ不要の内実(なかみ)を自分の作(さく)から独創(こごと)に認(みと)めて、明日(あす)の一体(からだ)を自明(あかり)へ捧げる紅(あか)い身柄が新鮮にも成り、分厚(あつ)い白壁(かべ)から生気が死に生く旧い懸橋(はし)から未然を識(し)った。

      *

 聖餐式に漏れた夢を見た。式の司会は俺の恩師だった。俺の両親が、会堂の一番後ろに在る、個室の様(よう)な談話室にて礼拝に出て居り、客観的に観て居る俺には、背中を向けて居た。礼拝(式)の内にて恩師が何度も「お漏れになった方は御座いませんか?取って食べよ。これは契約の為に捧げた私の体である。…契約の為に流した私の血である。…皆、この杯から呑め」と言って居り、俺は何度も自分も参加しようと努めて会堂に出ようとするが出られず、個室の内を探すが自分のパンと葡萄酒を探すが見付からず、唯、両親だけが静粛に、厳かに背中を丸め、俺に背中を向けた儘、神様の方へ向いて座って在るのが見えて居た。

      *

 …一幻(ゆめ)の一連(つらね)が文体(からだ)を揺らして自体(おのれ)の形態(かたち)が内実(なかみ)を識(し)る頃、幻覚(ゆめ)の無知から精神(こころ)を識(し)り行く明日(あす)の孤独を気安めにも観て、煩い事から寝室(へや)へ還れる自己(おのれ)の憂き世を孤踏(ことう)に観た儘、浅い幻覚(ゆめ)から一体(からだ)を興せる無想(むそう)の信理(しんり)は衰退して居た…。幻想(ゆめ)の室(むろ)から気長く発(た)ち生く旧(むかし)の空間(あいだ)は一男(おとこ)を仕上げて、陽(よう)の目下(ふもと)を一身(からだ)へ摂り生く無垢の文言(ことば)を無憶(むおく)に観ながら、分厚(あつ)い既知には白壁(かべ)を問いつつ夢目(むめ)の一葦(あし)には気楼(きろう)が仕上がり、無機にも見定(さだ)めて活路を固める現代人(ひと)の空情(こころ)が一番活きた。一幻(ゆめ)の陋(ろう)には白亜(しろ)い感覚(いしき)ががちがち固まり葦を費やし、幻(ゆめ)の一体(からだ)を夢中に仕上げる架空の公転(ころび)を余程に識(し)った。暴力沙汰から鬼神を幻見(ゆめみ)て現代人(ひと)の主観(あるじ)は男児を仕上げて、一男(おとこ)の理性(はどめ)は身欲(よく)に任せて本能(ちから)に廻され、一女(おんな)の一肢(からだ)に疲れを見た後(あと)死に物狂いで自滅して居た。自己(おのれ)の一幻(ゆめ)へとつとつと包(くる)まり一宙(そら)の高嶺を紋平(もんぺ)を履いた小さな老婆が俺の小声に小さく大きく反応する頃、生気を識(し)らせる俗世(このよ)の空気(くうき)は殊に未完(みじゅく)の体裁(かたち)を幻見(ゆめみ)て、一(いち)にも三(さん)にも押して退(の)かない白壁(かべ)の前にて妄想している…。俺の一体(からだ)を自由に配(あやつ)る滑稽(おかし)な老婆は児(こども)を隠さぬ阿婆擦れから成り、矮小(ちいさ)な悪魔をその実(み)に飼い生く魅惑に詠み取り、詠み取る勇気を無機に失(け)し生く少ない未活(みかつ)の肉体(からだ)の丈夫は、俺の末路を活路へ換(か)え行く精神(こころ)の奮起を呼び寄せても居た。

 分厚(あつ)い白壁(かべ)から「自由」が削られ、自体(おのれ)の白雲(くも)から肉体(からだ)が仕上がる孤高の妻には料理がし辛く、自己(おのれ)を射止める〝併鏡(あわせかがみ)〟に現世(このよ)を貫(つんざ)く気色さえ魅せ、〝何と無く…〟から活路を引き出す一幻(ゆめ)の往路を頭上へ観て居た。緩い規律(きまり)に左右され生く〝魅惑〟を想わす〝不利の境地〟は、境致(きょうち)を思わす旧い寝屋から一幻(ゆめ)の透りが伽藍を想わす孤独の通理(つうり)を未順(みじゅん)に従え、「明日(あす)」の一華(はな)から世界が拡がる夢命(むめい)の意気地は暗黙(やみ)へと野晒(のさば)り、俺の活路を至純(しじゅん)に発狂(くる)わす一幻(ゆめ)の破格は堂々息衝き、孤高の〝古巣〟が孤独を揮わす有頂(うちょう)の集成(シグマ)を恭正(きょうせい)して居た。男性(おとこ)と女性(おんな)が老いた一肢(からだ)を共に持ち去り、幻想(ゆめ)の進化を併せて競歩(ある)ける無音の空間(すきま)を徘徊する頃、幻惑(まどい)の〝旧巣(ふるす)〟は陰府(よみ)を識(し)らずに提唱され得て、一幻(ゆめ)の白紙(こころ)に悦びさえ成る不朽(ふくつ)の輪舞曲(ロンド)を仕上げて在った。未知の者から未知の物へと、次第次第に虚空が拡がる夢想の理屈は夜半(よわ)の辺りに沈殿し始め、幻視(ゆめ)の極みに自体(おのれ)を仕上げる旧い幻(ゆめ)には人草(くさ)が生え活き、幻(ゆめ)の孤独と遊び続ける無頼の眼(め)をした脆弱(よわ)い一男(おとこ)は、幻(ゆめ)の一重(ひとえ)に体(からだ)を巻かせる無盲(むもう)の孤独を散々目にした。

 両親(おや)が亡くなる吉日(そのひ)の温味(ぬくみ)に換算され生く〝革命仕立ての旧い勇気〟は、自体(おのれのからだ)が宙(そら)に零れる不惑(ふわく)の天動(うごき)にその芽を煩い、一にも三にも〝両親(おや)への懺悔〟を汲み取りながらも俺の情堕は景色を丸めて、一幻(ゆめ)の定理に連夜(れんや)を競える自体(おのれ)の腕力(ちから)を大袈裟にも観た。夜毎に漂う古びた独走(はしり)が白紙(こころ)の文言(ことば)を概(おお)きく採り出し浮輪浮輪(ふわふわ)揺らめく孤高の末路は幻(ゆめ)の暗転(ころび)へ拍車を掛け出し、分厚(あつ)い精神(こころ)に生憶(きおく)に予想を裏切る旧(ふる)びた文句(もんく)は〝遊離〟に従い、白亜(しろ)い孤独が女性(おんな)を皆殺(ころ)せる既成の孤欲(こよく)を身内へ挙げた。頭上へ迫れる旧い寝屋には自体(おのれのからだ)の熱意が零れて最果(はて)を認(みと)めぬ滑稽(おかし)な孤録(ころく)を捏造しながら虚しく失(き)え去り、生気の往路に土蔵(どぞう)を訪ねる一幻(ゆめ)の挽歌は謳歌(うた)を忍んで、俺の孤独と未覚(みかく)の自主(あるじ)を一宙(そら)へ目掛けて蹴上(けあ)げて在った。

      *

 両親にまで見離された様(よう)で、とても哀しく、淋しかった。又、何度もの恩師の「聖餐に漏れた方」への催促に応えられない自分の有様(ありさま)が、何とも残念にて哀しかった。両親は、俺に躊躇する事無く聖餐用のパン、葡萄酒、を取り、唯、厳粛にして居て、俺の方には見向きもせず、俺の事など心配して居る風(ふう)でも無い。俺は何とかしてその礼拝式に参加するべく、矢張り努めて居た。

      *

 自己(おのれ)の未録(みろく)に一体(からだ)を盗まれ器用な自然(あるじ)に並んだ私運(はこび)は俺の宿舎(しゅくしゃ)に揚々飛び乗り、「明日(あす)」の生果(はて)から分身(かわり)を誇れる旧い小敗地(アジト)を巡生(じゅんせい)して居り、一幻(ゆめ)の残香(かおり)に静寂(しじま)を観るのは孤高の逆行(もどり)に私欲(よく)を二重(かさ)ねる無駄の震えの神観(しんかん)だった。俺の寝間から微量の〝愛奴(あいど)〟を形成して活き「孤独の王者」を噴散(ふんさん)して生く旧い斬新(あらた)は生活にも就き、孤高の人界(かぎり)に活き生く努力は俗世(このよ)の人隅(すみ)では絶対叶わぬ人間(ひと)の利己へと奮迅して居た。幻(ゆめ)の生気へ絡まる希少の芽(め)を剥く小さな禿冠(かむろ)は、俺の足場を幻想(ゆめ)に固める微小(ちいさ)い容姿(すがた)を陽(よう)へ晒して、人の正体(からだ)が現代人(ひと)に懐ける脆弱(よわ)い八頭(おろち)の四肢(てあし)の果(さ)きでは、一人(ひと)の思春(はる)から晩夏(なつ)を識(し)り生く虚空の主観(あるじ)を大事に観て居る…。―――

 自己(おのれ)の正味(あじ)から一姿(すがた)が表れ、自己(おのれ)の未完(みじゅく)に高貴を識(し)り行く無数の幻想(ゆめ)には全きさえ無く、遠く遠くに離れた死地にて弱い女が可細(かぼそ)く在るのは俺の「私運(はこび)」を無駄に費やす愚かな行為の成熟でも在り、幻(ゆめ)の未知にて一定(さだめ)を愛せる「孤独の王者」を又々化(か)えた…。幻(ゆめ)の意固地に溜(た)めを置きつつ見様(みよう)の心理は言霊(こだま)に翻(かえ)れず苦労症(くろうしょう)から旧(むかし)を貫(つんざ)く現行(いま)の生憶(きおく)を暗黙(やみ)へ観ながら、楽しい事始(こと)等始めから無い夢遊の心機に身屈(みくつ)を見ながら、孤独を壊せる〝盲(もう)〟の家録(かろく)は脆弱(よわ)い一体(からだ)を追討して打ち、旧来独語(むかしがたり)の文言(ことば)の初端(はし)には無浪(むろう)を想わす熱帯夜が在る。無読(むどく)の精神(こころ)を寝屋へ発(た)つまま肉体(からだ)に見送り、一男(おとこ)と女性(おんな)の児(こども)の相手を〝蝙蝠傘〟からふわふわ覗かせ、真白(しろ)い蜃気(しんき)に感覚(いしき)を通せる黄泉の〝宮(みやこ)〟は孤独を撓(しな)らせ、幻想(ゆめ)の感覚(いしき)が完成するのは人の〝美識(びしき)〟が孤踊(おどり)を幻見(ゆめみ)る旧い列挙を堂々魅せた…。

 徒党のを組め得る無断の孕みは幻(ゆめ)の感覚(いしき)に溺れる最中(さなか)に自由に纏わる躰の自覚(かくご)は呼吸を忘れて自己(おのれ)を揮わせ、一幻(ゆめ)の屈(くつ)へと未順(みじゅん)を気取らす〝葦〟に解(ほど)ける無謀の陰(かげ)から、自体(おのれ)の生憶(きおく)に奮戦して行く幻想(ゆめ)の定理が逆算された。育児を棄て去る一女(おんな)の意識が自己(おのれ)の狡さを巧みに隠して、人の思春(はる)から晩夏(なつ)が零れる一児(いちじ)の母性(はは)から失格さえ観て、そうした経過を一男(おとこ)に呈して我欲に溺れる強靭(つよ)い我信(エゴ)から再生して居た。男性(おとこ)の質(しつ)から女性(おんな)を欲しがる身憶(みおく)の窮地に公転(ころ)がりながらも、幻(ゆめ)の懐(うち)へと根深く活き得る拙い一声(こえ)には肚黒(はらぐろ)さが在り、一宙(そら)の目下(ふもと)に勇気を飾らぬ自由の生気は活気を装う無量の明日(あす)から帰還を成した。父性(ちち)の強靭味(つよみ)と母性(はは)の柔さを生活(かて)に識(し)るうち虚空を羽ばたき、一幻(ゆめ)の腕力(ちから)にその実(み)を絆せる無意(むい)の絡みに〝自由〟を観て採り、〝併せ鏡〟に律儀を相(あい)せる浮遊の魅力(ちから)を衰微させつつ、何処(どこ)でも現行(いま)でも紅差(あかさ)を呈する不乱(ふらん)の葦へと還って入(い)った。幻(ゆめ)の微動(うごき)が一肢(からだ)を押し遣る固陋に見詰めた延命(いのち)の解(ほつ)れは、紺(あお)い感覚(いしき)が世間を壊せる一人(ひと)の強靭差(つよさ)を示して居ながら、「中国人」への忌みを包(くる)める未完(みじゅく)の初端(はし)には一男(おとこ)が現れ、日本に産れた現代人(ひと)の幼稚は固陋に気取られ解体され得た。

      *

 俺はその日も又、寝坊して居たらしい。まるで幽霊の様(よう)に成って両親が居座る個室の中へと入り、自分のパンと葡萄酒を探すが、もう終った聖餐式用の道具・パン、葡萄酒だけが良く見え、俺は矢張り自分用のパンと葡萄酒を見付ける事が出来ない。不思議と、人前で失神するほど揚(あ)がる癖はその時、出て居なかった。

      *

 漆黒(くろ)い肚から現代人(ひと)が空転(ころ)がり自己(おのれ)の我信(エゴ)から生成され行く無味の行李に個性が詰められ、批評しかせぬ〝説明ばかりの斬新(あらた)な人輩(やから)〟は小宙(そら)に小躍(おど)れる自分を悔いた。

 「夏椿(なつつばき)は落ちるんだね…」―――

 俺の背後に女性(おんな)が呈(あらわ)れ一幻(ゆめ)の残香(かおり)へ入滅する頃、不断の文句(もんく)が一宙(そら)に顕れ、自己(おのれ)の未知から至純(しじゅん)に阿る夜半(よわ)の司事(しごと)へ還って行った。一女(おんな)の姿勢(すがた)は黄泉の旧巣(ふるす)を検覧(けんらん)しながら無想に煌(かが)やく芥子の宮(みやこ)で男性(おとこ)を頬張り蹂躙して活き、主観(あるじ)の身重を俗世(このよ)で謳える私欲(よく)の主宴(うたげ)を開催しながら、端正(きれい)に纏まる一女(おんな)の意気地を健気に集めて御覧に成った。俺の白紙(こころ)に〝夜半(よわ)〟の夢限(かぎり)が相対(そうたい)するころ脆弱(よわ)った姿勢(すがた)は一男(おとこ)の貌(かお)へは一切寄らずに旧い火照りに暫く留(とど)まり、五月蠅(あわ)い〝突き〟には委細を問わない虚構が集まり、自己(おのれ)の無意(むい)から老いて懐かぬ苦行の自主(あるじ)が木漏れ日さえ観た…。幻(ゆめ)の端正(きれい)を分業(ノルマ)へ与(あず)けて怪訝を観る内、活きる苦労に幸先(さき)を付けない児(こども)の自主(あるじ)は成人(おとな)を毛嫌い、一幻(ゆめ)の翻(かえ)りに未調(みちょう)を併せる無垢の瞳(め)をした無業の進歩は、事始(こと)に懐けぬ人間(ひと)の哀れを自由にそやして未業(みぎょう)を識(し)った。純粋・無垢から端麗(きれい)に上がれる無信(むしん)を退(の)け得る萎(しな)びた連歩(れんぽ)は、俺の体裁(かたち)に異行(いぎょう)を問わない無心(むしん)を外した独歩を幻見(ゆめみ)て、自定(じてい)の場所から無機を割かない無遠慮にも依る一人の〝親子〟を、幻(ゆめ)の過程(さなか)に垣間見るまま無進(むしん)を呈(しめ)して俺まで近付き、幻想(ゆめ)の進化を夜宙(そら)へ幻見(ゆめみ)る無理の巣窟(すくつ)を気取って鳴いた…。

      *

 …葡萄酒の盃には、何故(なぜ)か不思議と、ミルクの様(よう)な白い液体が、飲み干された盃の底に溜まっている様(よう)に残って在った。まだパンと葡萄酒が残って在るかも知れない、そう思った俺だったが、探して見付けても、ちゃんと牧師に司式の内にて聖別されて飲食しなければ成らないのでは、と疑問が生れ、自分一人による解決を図る事は遠慮させられて居た。俺が尊敬し、憧れた恩師・先生の聖餐への誘(さそ)いに応えられずに出席出来なかった事が、更に途轍も無く残念だった。何時(いつ)も一緒に居てくれた両親が神様の方へ向けて俺を置いてけぼりにした様(よう)な光景・情景が、最後の頼みの綱まで切った様(よう)で、途轍も無く哀しく、淋しかった。俺は、焦りながら、後(あと)で、後悔して居た。

      *

 幻(ゆめ)の根底(そこ)から純白(しろ)い御託が体裁(かたち)を見せ付け、俺の考慮を自主(あるじ)へ返せる小躍(おどり)の順序を傍覧(ぼうらん)しながら、一幻(ゆめ)の無機へとその実(み)を絆せる深い秋日(あきび)に漂いながらも、無知の温味(ぬくみ)がこの掌(て)を微動(うご)かす透明色した人体(からだ)の皮膚には、時期に外れた謳(うた)の文句(もんく)が転々(ころころ)空転(ころ)がり〝併せ文句〟の嗣業に就いた。素人張りした無口の進歩は俺の夢想(ゆめ)から横退(おうたい)して活き気分が乗らない幻覚(ゆめ)の小敗地(アジト)に〝日照り続きの風刺(まんが)〟を観ながら、分厚(あつ)い孤独に有頂を究(きわ)める無実の用途を未定に見極め、孤独の信途(しんと)に飛沫(あぶく)を識(し)らない無用の八頭(おろち)を巡察して居た。

 無関の暗黙(やみ)から幻(ゆめ)を観るうち明日(あす)に跨る無適(むてき)の静寂(しじま)は努力(ちから)に対する暴露を除かれ、旧い〝葦〟から器量に建て得る一幻(ゆめ)の老苦(ろうく)に身棄(みな)げをした儘、明日(あす)の目下(ふもと)につくづく寄れ得る孤独の輪舞曲(ロンド)を発狂(くる)わせ始める…。幻(ゆめ)の空気(しとね)に呆(ぼ)んやり発(た)ち往く生(せい)の水面(みなも)は揺ら揺ら揺らされ、緩い涼風(かぜ)から未活に息衝く旧い八頭(おろち)は純粋差(じゅんすいさ)を識(し)り、分厚(あつ)い現(うつつ)と一幻(ゆめ)の過程(さなか)をすうっと透れる無様(ぶざま)を保(も)ちつつ、事始(こと)の哀れを明日(あす)へ引かない脆弱(よわ)い孤独を緩々識(し)った。幻(ゆめ)と現(うつつ)と世迷(よまい)の過程(さなか)で身落(みお)ちに際する幻覚(ゆめ)の強靭差(つよさ)は、転々(ころころ)暗転(ころ)がる〝向き〟の境界(はざま)で活気を詠み取り、一幻(ゆめ)に見果てる無頼の一人(ひと)への〝三羽烏〟は、「自由」に見積もる自己(おのれ)の郷土を故縁(えにし)に託せる安堵を睨(ね)め見て、脆弱(よわ)い滾(たぎ)りを現行(いま)に呈(しめ)せる孤高の臭茂(しゅうも)に落胆して居た…。

 主観(おのれ)の孤独を現行(いま)の流行(ながれ)に見詰める八頭(おろち)は俺の背後を好(よ)く好(よ)く気にして脆弱(よわ)い現(うつつ)を幻(ゆめ)に呑み込む心算(つもり)に居ながら、一幻(ゆめ)と現(うつつ)をこっそり繋げる斬新(あらた)な勝気を繋いだ頃には、孤高の末路へ結局息衝く無理を認(みと)めた俺の信理(しんり)が、じわり…、じわり…、…分厚(あつ)い静寂(しじま)を看破(やぶ)れる孤独に一幻(ゆめ)の定義をこっそり知り付け、慌てた体(てい)にて固陋の不敗地(アジト)に出っ張り始めた…。一幻(ゆめ)の〝水面(みなも)〟に滑稽味(おかしみ)さえ詠む無音の詩(うた)には詩情(こころ)が顕れ、鳴り止まないうち心情(こころ)を集めて性(せい)に活きるを無断に決め往く俺の信義は、他(ひと)を介せず他(ひと)から解らず、分厚(あつ)い空虚(ドラマ)に一連(ながれ)を配(はい)せる幻想(ゆめ)の諸刃(もろは)を確認した後(あと)〝独創(こごと)〟の詠(うた)から幻(ゆめ)を読むのを心に留(とど)めて未想(みそう)に発(た)った…。旧い匣から心理の匣まで物の空虚を片付けながらも俺の主観(あるじ)に象(と)られた白夢(ゆめ)には誇張に見上げた童心(こころ)が表れ、幻(ゆめ)の仄香(ほのか)に棚引く夜目(よめ)には無重(むじゅう)の実体(からだ)が延び生く振りして幻想(ゆめ)の大器(うつわ)を横手(おうて)に触(ふ)れ得(え)る固陋の辛苦が翻(かえ)りながらも、一幻(ゆめ)の現(うつつ)の見得ない過程(さなか)を幻(ゆめ)の一通(とおり)に遊々(ゆうゆう)観ながら、一男(おとこ)と女性(おんな)の身寒い過程(さなか)は歯軋りしたまま堕落して活き、未聴(みちょう)に至らぬ神秘(ふしぎ)の〝気色〟を気永(きなが)に承け取り「自分」を識(し)った…。

      *

 …この夢を観る前に、俺は久方振りに寝る前、神に対して、今迄の自分の在り方、罪を悔い改め、お祈りをし、そして何時(いつ)もの様(よう)に野暮用をし、夜更かしから寝付いて居た。

 又、この夢を見る前に、自分の彼女の色白に肥えた処女が、自分の嫁に成る夢を見て居た様(よう)で、その処女と俺とを挟んで、一人か複数の女と男達が、夫々に活躍して居り、すんなり結婚には至らなかった様子を見て居た。

      *

 一幻(ゆめ)の酒宴(うたげ)を垣間見ながらに俺の等身(からだ)は暗眠(まろび)を吟味(あじ)わい、旧来(むかしながら)の文句(ことば)の私運(はこび)に幻覚(ゆめ)を掲げる幼稚は見得なく、明日(あす)の目下(ふもと)へ辿れる陽気は自己(おのれ)の〝白亜(はくあ)〟に悶絶して居り、一男(おとこ)も女性(おんな)も有機(いのち)に観得ない無心(むしん)の情緒に結託して居る…。江戸川乱歩の乱歩の乱れに五月蠅(あわ)い夜吟(やぎん)が調子を崩してほろほろ寄り付き、夢限(むげん)の静寂(しじま)を横目に観て生く旧来(むかしかぎり)の身欲(よく)の隙間を〝併せ鏡〟で仄(ほ)んのり観た後、無機を無心の並びの境界(はざま)にぽつんと置かれた孤独を看破(みやぶ)り、明日(あす)の動心(こころ)へ自己(おのれ)を生やせる無機に息衝く一幻(ゆめ)の静寂(しじま)は美談にも得ぬ生還を得た…。独歩(どくほ)の調子に自己(おのれ)を観て行く有限自粛(ゆうげんじしゅく)の精神(こころ)の四隅(すみ)には、幻想(ゆめ)の列(ならび)に主観(あるじ)を観て採る自己(おのれ)の白紙(こころ)を充分観た後(のち)、明日(あす)の目下(ふもと)へ生(せい)を観て生く無性(むしょう)の生憶(きおく)をぱたぱた射止めて、自体(おのれ)の四肢(てあし)を器用に配(あやつ)る愚弄の歩先(ほさき)を併せて保(も)った。通り相場の女性(おんな)の活気は一幻(ゆめ)に纏わる女性(おんな)の活気で、独人(ひとり)の勝気にその実(み)を失う馬鹿な老力(ちから)へ奮迅した儘、人間(ひとのあいだ)で性(せい)を繋げぬ見様(みよう)の極意を充分配(あやつ)る。一男(おとこ)の性器は夜(よ)な夜(よ)な旧巣(ふるす)を女体(からだ)に見定(みさだ)め、一幻(ゆめ)の濁流(ながれ)に生(せい)を問えない人間(ひと)の脆味(よわみ)を順殺(じゅんさつ)した後(のち)、一女(おんな)の背後に並んだ女性(おんな)を蹂食(じゅうしょく)したまま皆殺しにして、夜目(よめ)が息衝く古びた延命(いのち)の一定(さだめ)に観たのは、無言の主観(あるじ)が自然(あるじ)に究(きわ)まる無名の生徒の斬新だった…。一幻(ゆめ)に漏れ得る文言(ことば)の初端(はし)から輪護謨(わごむ)の体(てい)した未完(みじゅく)が先立ち、哀れに凄める無欲の禿冠(かむろ)が宙返りをして身欲(よく)に呑まれて、一女(おんな)の文句(ことば)を抜きにして生く無想の既実(きじつ)を事始(こと)にして居た。…幻(ゆめ)の〝左翼〟に身重を識(し)りつつ幻想(ゆめ)の逸(はぐ)れに未完(みかん)を想わす険相豊かな心裏(こころ)の奥行(おく)には、自体(おのれ)を迷わす白亜(しろ)い両腕(かいな)が無言を競って天へと詰めて、幻(ゆめ)の往路へ身支度した儘「俺を迎える主宴(うたげ)」を詠むのを暗黙(やみ)の内にて画策して居る…。

      *

 …二十年来の親友とその嫁と俺と俺に関わる女が出て来て、ダブルデートみたいな事をして居て、俺もやっと彼等の位置、即ち結婚出来た身分にまで辿り着く事が出来たか、と嬉しくして居た。目の前に、頂きの上が暗空(あんくう)の、大きな崖の様(よう)な物を見上げて居た。

      *

 俺の孤独は〝姑息の調子〟を夜目(よめ)に葬り、一女(おんな)と併せる夢限(むげん)の調子に歩幅(てんぽ)を気取れて曖昧差(あいまいさ)を観て、暗い夜路(みち)から〝往路〟を見詰める無言の体裁(かたち)は人間(ひと)へは懐かず、早い生憶(きおく)が輪廻を想わす無臭の日(ひ)の粉(こ)を〝巨躯〟に観ながら、「在る事無い事」無法に幻見(ゆめみ)る自己(おのれ)の白体(からだ)は未限(みげん)に届かず、明日(あす)の孤独を「男・女(だんじょ)」に射止める無意(むい)の気色へ呆(ぼ)んやりして居る…。

      *

 …しかし、すんなり結婚出来そうには無かった。

      *

 〝慌て調子〟に未順(みじゅん)に拡がり、事始(こと)の概(おお)くを黄泉へ巡らす無機の記憶を至順(しじゅん)に知る内、一幻(ゆめ)の生茂(せいも)へ廃退して生く未活(みかつ)に沿え得る事始(こと)の調子は〝俺の生憶(きおく)〟を上手(じょうず)に手繰らせ、一女(おんな)の孤独を殊に悦ぶ〝慌て無沙汰の俺の人陰(かげ)〟には、未解(みかい)に伴う無引(むいん)の夜風が脆弱(ぜいじゃく)ながらに淋しく貫(ぬ)けた…。

      *

 …俺の相手は、可成りの美形だったと記憶して居る。又、寝る前に俺は、親友とその嫁と俺と支所の浅黒い不良娘とでダブルデートして居る様(よう)な妄想を見て居り、自動販売機の前で嫁と不良娘が自分達の美しい体を晒して親友と俺とに見せ合いながら、きゃっきゃっと軽く燥いで居る光景・情景を見て居た。

      *

 男・女(だんじょ)の孤独に無音で野晒(のさば)る温味(ぬくみ)の生果(はて)から素っ頓狂にも丸く納まる〝物見豊かな御供(ごくう)〟が募(あつ)まり、一幻(ゆめ)の屯(たむろ)を〝蟠り〟に練る直ぐさま翻(かえ)れる身欲(よく)の簾(すだれ)は、遍く美容を俗世へ渡せる一人(ひと)の自覚(かくご)を賢く観たまま一男(おとこ)も女性(おんな)も雇用に尽きない淋しい小躍(ダンス)を滔々見て居た。人の孤独と余計の脆味(よわみ)に意味を付せずに異界(いかい)を説き伏せ、自体(おのれのからだ)が相(あい)する〝両眼(まなこ)〟を御供の彼方へ据え置きながらに虚空の自主(あるじ)が恐怖を観るのは一幻(ゆめ)の小躍(おど)りの最中(さなか)で在って、男・女(だんじょ)の規律(おきて)が一向届かぬ一幻(ゆめ)の企図への暴挙に在らねど一男(おとこ)の虚空(そら)への〝一目散〟には、女性(おんな)の堅差(かたさ)が当日奪(と)れない緩い悪評(いわく)がふわふわ浮いた。端正(きれい)な瞳(め)をした矮小(ちいさ)な悪魔が女性(おんな)の威を借り一幻(ゆめ)を問う内、一男(おとこ)に生れた未完(みかん)の行く手は女性(おんな)の孤独を鵜呑みにして活き、憂(う)きに儚い不毛の賛美は俗世(このよ)の謳歌へ一切届かず、男女(ふたり)の白体(からだ)は宙(ちゅう)に彷徨う無造の狭筵(むしろ)に合切(がっさい)成った…。

      *

 …日本人形以上に美しく可愛らしい娘が出て来た気がする。しかし彼女の顔は、これまで見て来た美しさが消えて居り、何と言うか、所帯染みたと言うか、汗で顔中が照輝(てか)り、汗にこびり付いた髪の様(よう)な物が呈(てい)され、小母ちゃんの活気に満ち満ちて居た。

      *

 分厚(あつ)い黒壁(かべ)から〝未知〟が訪れ、一幻(ゆめ)を呈する未憶(みおく)の許容(うち)には女性(おんな)を壊せる露呈が吊るされ、脆弱(よわ)い感度を鋭くしながら一女(おんな)の一体(からだ)を弄(あそ)んだ挙句に、事始(こと)の平和を啄んでも居た。

      *

 俺の前方(まえ)には幾度も流れた不用意が在り、女性(おんな)の気色が一つに纏まる男性(おとこ)の幻想(ゆめ)からするする解(ほど)けて、分厚(あつ)い白壁(かべ)から自由を浮かべる〝意味〟の寝床は俺に向きつつ、俺の総身(からだ)を統(たば)ねる小敗地(アジト)は世界を呼ぶ儘〝未知〟へと失(き)えた。一幻(ゆめ)の許容(うち)から一人(ひと)の四肢(てあし)が自由を求めて暗参(あんざん)して来て、苦しく悩める矮小(ちいさ)な主観(あるじ)は心の裏から人間(ひと)を浮き彫り、虚空(そら)の彼方へ寝そべる無理には自己(おのれ)の主観(あるじ)が退却し始め、明日(あす)と現行(いま)との未限(みげん)の果(さ)きには一人(ひと)の空虚が並んで在った。経過(とき)の流行(ながれ)に人間(ひと)を観たまま男性(おとこ)と女性(おんな)の区別を付けずに、暑い夏日を滔々活き生く一幻(ゆめ)の無垢から調子が外れて、「明日(あす)」の蟠(たまり)に人塊(ひと)が生くのは無知が通れる自然(あるじ)の企図にて、脆弱(よわ)く息衝く男女(ふたつ)の生気は独気(オーラ)を繋げて無知を蹴忘(けわす)れ、一幻(ゆめ)の自主(あるじ)を概(おお)きく保(も)たない孤高の〝詰り〟を改善して居た…。分厚(あつ)い白壁(かべ)には夢想(ゆめ)の孤独が充分仕上がり二性(ふたつ)の独素(どくそ)が独立して生く悠々無適(ゆうゆうむてき)の白亜(はくあ)を識(し)る内、一人(ひと)を乖離(はな)れる孤島の記憶は自然(あるじ)に浮べる矛盾を仕上げて、自己(おのれ)の純心(こころ)に柔く消得(きえ)ない無頓の火華(ひばな)が闊達さえ観た…。

      *

 …今まで日本人形の様(よう)な娘に見て来た色香(いろか)の様(よう)なものはすっかり消え失せて、臭さのような物迄が漂い始めていた。少々、残念が漂って居た。

      *

 苦労の末(すえ)から身本(みほん)が仕上がり自己(おのれ)の末路(みち)から文句が失(け)される一夢(ゆめ)の暴露(ぼうろ)は見境(さかい)を失くして、浅い小言に塒が翻(かえ)れる雨期の見定(さだ)めは紋様(もよう)に移ろい、明日(あす)と現行(いま)との驚異の行方は一幻(ゆめ)の最中(さなか)へぽつんと堕ちた…。男性(おとこ)の〝宮(みやこ)〟は現行(いま)を牛耳る一女(おんな)の股間に色香(いろか)を見定(みさだ)め、分厚(あつ)い四肢(てあし)が宙(そら)へ伸び生く〝絶句〟を生やせる無効の気色(いろ)には〝脚色(いろ)に纏わる夢幻(むげん)〟が意気込み、自己(おのれ)の明日(あす)から未来(さき)へ息衝く四楼(しろう)の数奇は孤独を落せる緩慢さえ識(し)り、自己(おのれ)の感覚(いしき)を失(け)せ得る美識(びしき)は一幻(ゆめ)に脅され固陋を失くされ明日(あす)の一定(さだめ)に一女(おんな)を窄める黄泉の雅楽(がらく)を延々聴いた。―――一幻(ゆめ)に活き生く一つの感覚(いしき)は女性(おんな)の秘穴(あな)から一男(おとこ)に現れ、現代人(ひと)の概(おお)くが死んで行くのに一人(ひと)の概(おお)くは快活さえ観ず、知識ばかりが情報(なみ)に増え生く滑稽(おかし)な態度を充分活き得る無謀の自然(あるじ)を挑戦させ活き、誰も彼もが一平(たいら)に失(な)くなる詰らぬ霊(れい)から一姿(すがた)を挙げた。自己(おのれ)の進化を一幻(ゆめ)に見(まみ)えず無浪(むろう)の交差を自信に見る内、一幻(ゆめ)の奥義(おくぎ)に真面に見るのは孤独に煎じる熱意でもあり、明日(あす)の延命(いのち)を理性(はどめ)に差すのは一人(ひと)の論理が終(つい)に乱れぬ無応(むおう)の自主(あるじ)の独我(どくが)であって、「明日(あす)」の日向を一女(おんな)に嗜む人間(ひと)の虚無から律儀に纏まる一命(いのち)を観たのは、夜目(よめ)の概(おお)くに見境(さかい)を付け得ぬ未想(みそう)の文化の変化(へんか)であった。―――、明日(あす)の孤独へ充分生くうち俺の白紙(こころ)は身分を衒わず、明日(あす)と現行(いま)との静観(せいかん)から見て一幻(ゆめ)の独気(オーラ)は身元を割らずに、器用に束ねる白亜(しろ)い孤独を白紙(こころ)に詠むのは素人仕立ての狂言(ことば)の陰にて、一女(おんな)と男性(おとこ)の〝女男(じょなん)〟の人陰(かげ)には無信(むしん)に纏わる輪舞曲(ロンド)が堕ちた…。―――…、奇妙に纏わる一人(ひと)の陰にて虚無を詠むうち〝自分〟が見得出し、明日(あす)の夜菊(よぎく)が盛(さか)る真中(まなか)に〝理想の一女(おんな)〟が男性(おとこ)に問うた。

      *

 (虚無の許容うちから…)

      *

 (女性おんな)「一緒に堕ちましょう…」

 未屈(みくつ)に伸び得る主宴(うたげ)の内(なか)には一男(おとこ)に自滅(ほろ)びる文言(ことば)の概(おお)くが発狂し始め、厚い四肢(てあし)の一女(おんな)の人陰(かげ)には〝余計…〟を見出す「秘穴(くぼみ)」が発(た)った…    (徘徊…)


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~孤独の王者(こどくのおうじゃ)~(『夢時代』より) 天川裕司 @tenkawayuji

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