第94話 教会に向けて出発(1)
やっとクーストーディアに関する話が一段落した……とはいえクーストーディアの次に送られてくる人間が一体どんな天使なのか……そのあたりが少し不安だ……。
……というのも、今回の独断専行で一部の……いや?おおよそ全ての神を敵に……とまではいかなくともだいぶ不愉快にはさせただろうからクーストーディアとは違って心底から僕のことを嫌っている天使を神々が送ってくる可能性があるからだ……。
まぁとはいえ絶対に僕のことを心底から嫌っている天使を神々が送ってくるかどうかはわからないので結果というか…どういう天使が送られてくるかは実際に神々が僕に天使を実際に送ってきて、その天使と話してから送られてきた天使がどんな天使なのか判断すればいいからとりあえず神々が僕にどんな天使を送ってくるかの結論は先送りにするか……。
「……皆さん?そろそろ教会に検査をしに行きませんか?」
ちょうど僕の考え事が終わったあたりでお祖父様がそう聞いた。
「はい……そうしましょう……これからパウペル家の方々と一緒に教会行くぞ?アレス?」
お祖父様の言葉に対して父上がそう言った。
「……はい…わかりました。我々もゲオールギアー家の方々と神殿に一緒に行くからな?エヴィエニス?」
お祖父様の言葉に対してヘンティル殿がそう言った。
「はい、わかりました。父上」
父上の言葉に対して僕はそう答えた。
「うん、わかった。パパ」
ヘンティル殿の言葉に対してエヴィエニス殿はそう答えた。
「それでは皆さん馬車に向かいましょう」
お祖父様は父上やヘンティル殿それから僕やエヴィエニス殿の反応を見た後そう言った。
「「「「「「「「わかりました」」」」」」」」
お祖父様の言葉に対して、父上と僕そしてヘンティル殿とミーティス殿それからエヴィエニス殿とエヴィイェニコス殿がそう答えた。
あぁ……一応言うが……なんでこの話を言うかは自分自身でもよくわからんが母上は妊娠しているから今日行く教会にも王都で開催される王家主催の夜会にも参加しない……ついでに言うのなら姉上や姉上の従者も教会にも王都で開催される王家主催の夜会にも参加しない……当たり前だかな……まぁそもそも関係性ね……姉上…僕が参加する王家主催の夜会で主に招待されるのはその年、五歳になった貴族の子息息女だけだから招待されない……まぁ……五歳、十歳、十五歳の節目の歳の貴族の子息子女を王家が王家が主催の夜会に招待するが……僕と姉上の歳がそもそも違うから同じ夜会に招待されることは……あまりないんだがな……というかそもそも夜会に参加すること自体あまり無いんだがな……まぁそんな感じで夜会も含めて今日は教会には母上や姉上ついでに姉上の従者は一緒に来ない……。
そんな感じのことを考えながら馬車の方に歩いていたら馬車の前まで着いた。……あぁ、あとさっきまで話していた話とはあまり関係ない話だが皆が同じ発言をするのなんてこれまであまり無かったな……。いや……ほんとさっきまでの話とは何の関係も無いけど……。
「アレス!頑張りなさいよ!」
「そうよ!アレス!頑張りなさいよ!」
馬車に前に着いた直後母上と姉上がそう声を掛けてくれた。
「はい!頑張ります!母上!姉上!」
僕は母上と姉上の言葉に対してそう返事をした。
「それでは皆馬車に乗り込んでくれ」
そうお祖父様は言ってさっさと馬車に向かって歩き始めた。
「えぇ、わかりました。ビアエアンスト様」
お祖父様の言葉に対してエヴィイェニコス殿はそう返答した。
「はい、わかりました。ビアエアンスト殿」
お祖父様の言葉に対してヘンティル殿はそう返答した。
「わかりました。ビアエアンスト様」
お祖父様の言葉に対してミーティス殿はそう返答した。
「わかりました。ビアエアンスト様」
お祖父様の言葉に対してエヴィエニス殿はそう返答した。
「わかりました。お祖父様」
お祖父様の言葉に対して僕はそう返答した。
「わかりました。ビアエアンスト様」
お祖父様の言葉に対してアテナはそう返答した。
キーーーーー
パタンーーーーー
こんな感じで皆が馬車の中に乗り込んだ。
あぁ……あとあまり関係のない話だが護衛たちは僕たちが乗っている馬車とは別の馬車に乗っている。
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