夏硝子

すぐそこで


渦巻いているのは


なにか素敵な未来達


今はまだ上手に


触ることができないが


冷たい指先に


食い込んだその破片は


僕の大好きな


あの夏の感触をしてた


ゆくよ きっとゆく


辿り着いてみせるからね

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