第3話 現実を肯定する者たち

(曲は近況ノートのリンクから聴いてください。こちら。

https://kakuyomu.jp/users/kyuno-kana/news/16818093088744472093 )


 先週につづいてエアコンの話から。エアコンにカビが生えますね。わたくしの部屋にあるエアコンは内部がカビています。そんなエアコンを使っていたら健康にわるそう。肺にカビの胞子がいっぱいこびりつきますよね。


 エアコンにカビを生やさないためなのか、内部清掃という機能がついています。わたくしのシャープのエアコンにはついています。なんでシャープがエアコン作ってるんだって思いますけれど、作りたかったのですかね。よくわかりません。

 内部清掃という機能、エアコンを停止すると動き出します。好きなときに動かすことはできないみたい。エアコンを止めるときだけ動く。止まっているエアコンに内部清掃させることはできません。やっかいですな。


 不便なのは、まあ許そうではありませんか。動かしたいときはリモコンで設定を変えて内部清掃をしますとしておいてエアコンを停止し、動かしたくないときは設定をなしにする操作をします。めんどくさいけれど。

 さあ、動き出しました内部清掃。うぃーん。ぶわぁー。熱風が吹き出します。しかも2時間くらいでしょう。ずっと清掃しています。

 夏の暑い夜に内部清掃オンでエアコンを止めたら、熱風地獄が待っています。ふっざけんなよ、シャープ。ポンコツ・エアコンなんか作るなよ!


 かくして、シャープエアコンは内部にカビが生え放題となるのであった。ホント、もうなにも作るな。



(1曲目)

 ジューダス・プリースト「ペインキラー」。カビはキルしてくれませんけれどね。

(ここで曲を聴いてください♪)


 おなじみ、ジューダス・プリーストでした。80年代にアメリカでメタルバンドブームがありまして、スラッシュメタルというジャンルに成長しました。一番有名なのはメタリカです。

 トイレに行っている間にメタリカをクビにされてしまったデイブ・ムステインがメガデスを作り、こちらもスラッシュメタルを代表するバンドになりました。のちにブラジルの至宝アングラのキコ・ルーレイロがメガデスにスカウトされて加入しましたよ。いまは家族のためってことで脱退しましたけれど。

 スラッシュメタルなんて若いぽっと出の奴らには負けてられんと言ってジューダス・プリーストが気合い入れて作ったアルバムがペインキラーで、1曲目のタイトルトラックでした。メタリックな仕上がりになっていますな。このあと若者に影響されてボーカルのロブ・ハルフォードは脱退してしまうのですけれどね。ハルフォードぉ!



(現実を肯定する者たち)

 都知事選が、昨日いや一昨日か、ありました。小池知事が続投することになったそうな。ろくでもねえ。電通との癒着が明らかになって、東京都の安倍晋三かよとツッコむ状況でしたけれどね、なんも考えないひとが多いから現職が圧倒的に有利なのでした。


 で、世の中はなんも考えない人で回っているのだから、なんも考えない人たちの票を取れるように小池都知事や石丸候補やらみたいにアホになってうまくやらなくちゃいけないんだと、ご高説をのたまうひとも出てきます。

 そんなこともわからずにアホに向かってアホだ、ダメだといっても票は得られないというわけ。


 現実は変えられない、変えるという選択肢自体が頭からすっぽり抜けているというべきかもしれません。そんなひとが多いものです。現実を肯定している意識もなく肯定し前提としているのでしょうね。それ、自分もアホの側の人間だと暴露しています。わたくしとは相いれない存在です。


 現実は否定すべきものだろ? もっとよくしようとしなくてどうするんだよ。そう思いますけれど。


 ではどうしたらよいのでしょう。バカをまともにするしかないではありませぬか。なにもなければ今のままでいいという考えが行きわたっているのがよろしくありませんな。なにもなければチェンジ。この考えを広めなくてはいけません。そしたら使えないバカもマシになります。


 今が最高、大満足、もうなにもいらないというひとは現状維持でよいでしょうけれど、そんなやつぁいねえと思います。消費税はクソだし、年金を株に突っ込んでいるのも腹立たしいし、成長しようとしないで金をためこんでいる大企業をサポートしているのも気に入らねえ。日本は沈没している真っ最中。ちがいます?


 ということは、なんでもかんでも否定すればよいのです。チェンジチェンジチェンジです。これからは変化の時代です。いやもうとっくに変化の時代でしょ。それなのに今までと同じ政治家だったら沈没するに決まっています。実際日本だけ沈没していますよね。チェンジしないからです。重要なのはチェンジです。

 キャバクラに行ってとなりにぶっさいくなおばさんがきたらチェンジです。ひどい。でも、同じクラブに30年も通っていたらかつて美しかった女性もくずれたおばさんになることでしょう。今はくずれたおばさんと酒を飲んで一緒に年寄りくさい話ばかりしているようなものです。腰が痛いだの、どのシップが効くだの、針をやったらよくなっただの。そんな話はしたくありません。接骨院に通う年寄りが待合室でする話ですな。

 キャバクラの店長に、新人いれろよと注文つけてもよいのでは? それか店を変えたほうがよいのかも。とにかくチェンジの行動をおこさないと高い金払って年寄りくさいことになります。もううんざりです。



(2曲目)

 ブラック・サバス「チェンジィズ」。バラードでしっとりどうぞ。

(ここで曲を聴いてください♪)


 ブラック・サバスっぽくないバラードでした。暗黒面を封印したかのようですな。

 ボーカルはおなじみのオジー・オズボーンです。薬をやりすぎてクビになったあとソロとして活動するときにギターとしてランディ・ローズを引き当てました。ランディは命を縮めることになったわけですけれど。

 ツアーで移動途中にヘリコプターに乗って遊ぼうとなって、ヘリコプターがツアーバスに落ちました。バスにいたランディが巻き添えでお亡くなりになったのです。それ以来メタラーはヘリコプターに乗らなくなりました。知りませんけれど。



(現実を肯定する者たち)

 ルールや法律だから守れよというひと。ルールや法律は人間が作ったもの、直したってていいんだぜ? むしろ現実に合わなくなれば修正しなければなりません。

 どんどんルールかわってきていますね。よいことです。もっともっと早く早く早く、変化してよいと思いますけれどね。


 宴会でお酒を飲まなくてよい。女性は偉い人の横にすわらなくてよい。デュエットしなくてよい。お酌しなくてよい。お酌してほしかったら金払ってキャバクラ行けと思いますな。貧乏人が贅沢しようとするな。かつてはおかしな世界でした。

 タバコを吸う場所がかなり減りました。今でも道端で吸っている人間を見かけたりしますけれど。そういう人間にはとんがらしスプレーかけてよいことにしてもらいたいものです。もち歩いていませんけれど。


 しつこくまだ残っているのが、エスカレーターの片側をあけておくやつ。バカバカしいものです。特に、ホームからあがっていくとき。電車をおりたみんなが使って混雑するのに、なぜ歩いて登りたい人間のためになっがーい行列を作ってまで片側を開けるのか。まったく意味わからん。あったまおかしんじゃねえの? と思います。

 電車が駅について急ぐ必要あります? そんなひとはすくないでしょ、現実に右側を使う人はあまりいなくてずっとあいていたりします。なのに列を作って左側に乗ろうとする。やっぱり頭おかしい。


 それがルールで、ルールを守らないといけないと思っているからそうするのですね。なにか自分なりの考えに基づいているわけではありません。めぇめぇ、ひつじです。本当はルールでもなんでもないのにね。

 急ぐなら階段を駆け上がったらいいんじゃない? と思わないのですな。おとなしく行列をつくって待っています。2列で乗ればエスカレーターは2倍の速さでひとをさばけるのにね。


 エスカレーターには、歩くと危険です立ち止まって乗りましょうと放送がずっと流れているのに聞く耳を持たず、歩く人のために片側をあけて乗る。

 奇妙ですよ。洗脳された人たちかなって思います。


 日本人が目を覚ましてエスカレーターの片側をあけずに乗れる日がくるとよいなあと思います。くっだらねえことですな。



(3曲目)

ジューダスプリースト「ブレイキン・ザ・ロウ」

(ここで曲を聴いてください♪)


 ジューダスプリースト、本日2曲目となりました。メタル魂の塊ですから、いつだってピッタリなタイトルの曲とか、ピッタリな歌詞の曲とか、わたくしたちに提供してくれます。

 ジューダスプリーストに足を向けて寝られません。ワールドツアーの日程を押さえておかないとおちおち寝られないことになりますけれど。北枕で寝ればジューダスプリーストが南極にでも行かないかぎり大丈夫です。メタリカは南極でライブやりましたけれどね。



(現実を肯定する者たち)

 わたくしがテレビを観ていた頃、マナーを紹介する番組があったものです。いまでもあったりして。

 神社は真ん中歩くなとかね。神様が歩くからだとか。神様って歩くんだ。どこへ行くのでしょう。留守のときに神社にお参りして意味あるのですかね。留守電? 御神体とは。

 そうなると、神様だって自由に歩き回ってよいのでは。道の真ん中しか歩いちゃいけないルールなのですかね。神様の世界にも法律やルールがあるってことか。

 人間が歩いていると神様は邪魔だなってなるのですかね。肩がぶつかって、どこ見て歩っとるんじゃいワレ! バチあてたろか。と凄まれるのですかね。それは端っこを歩くしかないと思いますな。

 神様に願いごとするなとか、もう神様いらんわとなります。願ってもいないのにかってに願いを叶えてくれるのですか、神様。お節介ですな。お参りしたときはお礼するものだってのは、そういうことになりますよね。

 お願いすると叶えてくれないとか、根性曲がっとります。シンパシー。わたくし半分神の領域に到達していますな。


 だいたい、大人になってマナーを知らないってことはありませんよ。知らないマナーがあるってことは、知らなくていいか、誰かが新しくでっち上げたということです。


 瓶ビールを注ぐときに銘柄の書いてあるラベルを上にしろとか。もう瓶ビールなんかやめちまえと思います。ワインの真似してそんなこと言い出したのでしょうけれど。なんという奴隷根性。ビール瓶で殴りつけてやりたくなりますな。誇りを取り戻せ!

 ビールがワインよりかなりショボいのはたしかですけれど。


 ビジネスマナーなんてのは、全部がデタラメですな。うっせえわ、めんどくせぇこというなら取引しねえと言ってやりたくなるってものです。

 スーツなんてやめろよと思います。Tシャツに綿パンでいいだろ、スニーカーが最高。こちらの快適を許さないやつと取引するこたぁねえ。

 なんなのネクタイって。飾りとしてしか意味ありません。ゴミです。捨てちまえ。


 女性で言えば、ハイヒールやスカートはけだの、化粧しろだのピアスしろだの。クラビアアイドルじゃねえぞ。それは持ち上げすぎ。



(現実を肯定する者たち)

 キッス「シャウト・イット・ラウド」。かもん!

(ここで曲を聴いてください♪)


 キッスは見た目ド派手で、宇宙からやってきていたりして、どないやねんと思いますけれど、曲は子供にもわかりやすいメロディーでキャッチーです。子供に人気出るわけだ。アメリカの子供たちはキッスのことたぶんスパイダーマンの系統だと思っていますね。知りませんけれど。


 若者は反骨精神の塊でなければならない。大人のいいなりになっていたら食い物にされるだけです。年金みたいにね。

 現実を否定し、ルールを拒否し、社会をぶっ壊すことが、若者の利益になるのです。お国のために戦争に行ったら無駄死にです。戦争するような無能なやつらは政治から排除しなければならん。

 よし、次回は戦争について語ろうと思う。メタル・イズ・フォーエバー! また来週!

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