少年の詩
となりの芝生は青いなんていう、何もかも自暴自棄になって、羨んじゃう、
知らんぷりして、
ページをめくる、
夢みたいなこと書いてあって、映画にもなったりして、
そんな本すら、
となりの芝生で卑屈になっちゃう、
いけないの?
羨ましいと思っては、
いけないの?
海が黒いと、
夜空の下で、
おののいたとき、
暗闇に駆ける、大きな鳥に、
びくりと震え、
ごめんなさいと、
声に、
ならなくて、喉の奥、
囁く、
波の、
音で、心が、
ざわざわする、
寒い、
囁く、
夢は、果てなく、
ぼくの、心臓に、
埋没する、
プラナリアみたいに、分裂、
分裂、
ぶんれつ、
似通うけれど、一つとして同じでない、
夢、
抱えたぼく、
ぼくら、
寄せ合って、
夢見てるんだ、100の、
夢、200の、
夢、
海に、沈む?
沈めて、
しまえ、
夢は、泡となり、
さかなたちの、
頬をくすぐる、底に、
めがけて、
分裂、
する、ぶんれつ、
ぼくを、
ちっぽけな、ぼくで、
あります、
ように、泡と、
なれ、
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