姫様だって戦いたい

*-*apple

第1話

どうも姫です。

「カキン!」「ファイヤー!」

といういかにも面白そうなことをやっている。。

のを上から見ています。

「アルル様危ないですよ」

と見ているとメイドのミーシャに連れ戻される。

私アルルはとある街の姫である。

幼い頃、闘技場まで連れて行かれたのだが、そこにいた多数の兵士が真剣に特訓していた。

私はその姿に魅了されたのだ。

魔法を使っているものもいて、とてもかっこよかった。その時私は思った。

「戦いたい!」

いや声にも出ていた。

そのせいでそれを聞いていたお父様から、武芸がら遠ざけられ、2度と数人で闘技場にいくことはなくなった。

だが私は挫けない。こっそりと抜け出し、子供しか通れない裏ルートを通って闘技場に行く。

そしていつもメイドが観にくる時間までそこで見ていた。

ある日そこを1人の兵士に見られた。それで焦って声を上げようとしたが、

「お願い!内緒にして!」

ということで頼み込み内緒にしてもらった。

その後私は見ているだけでは満足しなくなり、その兵士に稽古をしてほしいと頼んだが当然却下。

だが私は知っている。この兵士は甘い!

「武器は使わなくても良いから!」

ということで作戦成功!私は武術を教えてもらうことになった。

だが大きくなるとその裏ルートは使用不可能になる。

じゃあどうするか?当然魔力を高める。そして技の熟練度もだ。

そうするうちに10歳多分だが相当強くなっていた。

そしてそのチャンスが訪れる、、

「アルル。お前はローズ家の長男の結婚相手を探すパーティーに出てもらう。」

ということで外に出ることとなった。

早速馬車に乗りその場所に向かう。

私はワクワクしていた。

「そんなに長男のクリス様に会いたいのですね。」

違うわ!!!危うく声に出しそうになる。

私はこの道中モンスターが襲ってくるかもしれないからワクワクしているの!

もしモンスターが出れば念願の戦いが、、」

そして、、、

「ゴブリンだ!」

と声が聞こえる。

きた!きたきたぁ!

「ここは私が、、」

「アルル様隠れていてください。この私が討伐します。」

いやしなくて良いから!

その後何事もなかったかのようにローズ家に着いてしまった。

爺やは相当の剣の使いで、あのあと何体か出てきたがそれも無傷で倒してしまった。

「さてアルル様お楽しみのパーティーですよって元気がないですね。モンスターが怖かったのですか、、あのモンスターめが!、」

私が楽しみにしていたのはパーティーではなくモンスター討伐なのに、、、

「ではパーティーを始めさせていただきます。」

と同時に

「ローズ様1曲」

「結構」

「ローズさ」

「結構」

と何人もの王女が断られる。

「アルル様行かないのですか?」

「行かない」

「なるほど!興味がないふりをして向こうから来るのを待つと!さすがです。」

いや実際興味ないんだよね、、、でもお父様に喜ばれるにはな、、

とまずは食べ物が置いてある机に向かう。

とても豪華な品が並んでいる。そのうちの1つを取ろうとしたところに

「あなた、、ドルモンド家の方かしら。ダンスの誘いの前にここに来るなんて、、無関心のふりかしら?」

「いえ違います。最初にご飯が目に入ったので」

「ほんとかしら?」

「なんなら今、誘ってきましょうか?」

「どうぞ」

そして無事

「ロ」

「却下」

、、、ズも言わせてもらえないなんて

「断られました。」

「当然でしょう。ローズ様には好きな方がいらっしゃるのですから。」

「はあ」

「実はその人平民なんですよ」

「!?」

「驚かれましたか?やはり気が合ったのですね!」

「いやそんなことができるのかと、、」

「だから私はそれを阻止するためにこのパーティーにきたのです。でなんですがどうです?一緒に邪魔を」

「いや結構です。」

いやどうぞ付き合ってください。

「なっ!」

「では、、」

そしてしっかりと豪華なものを食べて

「失敗しました。」

「そうですか、、まだたくさん素敵な殿方がいるので落ち込まないでくださいね」

と勘違いされがらも帰るのであった。

(ミーア視点)

あいつ許せない!

せっかくローズ様と近くなれるチャンスをあげたのに、、

まあ私がローズ様と結婚するんだけど

「ルーク」

「はいお嬢様」

「あの娘を誘拐してきなさい。当然バレないようにね。」

「分かりました。」

これでやつを、、、

(アルル視点)

ん?魔力の気配を感じる、、

何か強そうな気配!ということで外を見ると怪しい人がこちらを見ている。

「まさか、、私狙い!!」

魔力を全身に浸透させ戦いの準備をする。

ようやく!ようやくこの時、、

「何者ですか?」

「じいやー!?」

「誰からかは分かりませんがとらえさせてもらいます。」

「シュシュシュ」

「うわー!」

あっさり倒されてるし!

だが結局誰の刺客かはわからなかったらしい。

だが1度あれば連続してくるはず!

そして案の定来た。

しかも今回いい感じで爺やにバレてない!

まずは窓から首を引っ込めてその暗殺者を待つ。

「ふん。ここまできたら私の勝ちだ。守られてやすやすと生きている子供などゴブリン以下だ!これでこの街を恐怖で、、!?」

「どうもこんにちは。今日は来てくださり誠に有難うございます。」

「はん。なんだ?たまたま起きていたからといって倒せるとでも?」

「私はこの時のために鍛えてまいりましたので大丈夫です。本気でお願いします。」

「わかった。それが最後の願いなら聞いてやる!」

「はぁー、、破!」

「グハ!なんだ戦ったこともないくせになぜこんな!?」

「もっと本気できてくれないと!7年も我慢してきたのですから!」

「ドンドン!」

「この!手裏剣!!」

速い、、、でも、、

「切れない、、!?相当魔力を詰めたのに!」

「もっと全力で!答えてください。終の型 乱拳!」

「ウガァー!!」

(ミーシャ視点)

「アルル様のところからだ!」

寝ていたところそんな声が聞こえる。

え!?アルル様が!?どうしたのです?

外に出ると戦闘しているような声が聞こえる。その流れに沿って急いでそこに向かう。

部屋の前の兵士が驚いている。

まさか、、、

だがそこで見たのはアルルが兵士を木っ端微塵にまで倒しているところだった。

「あっ、、、終わったよ!」

笑顔でアルル様は言った。

どうなっているの?

(アルル視点)

「ルーカス!どういうことだ!」

そう怒られているのは武術を教えてくれた兵士、、

なぜこうなったのか?そんなのさっきの騒動に決まっているだろう。

その後事情聴取をしてついにルーカスが怒られているというわけだ。

「お父様!ルーカスは悪くありません!」

「アルル様、、」

「何をいうアルル!庇わなくても!」

「私が幼い頃無理やり頼み込んだのです!ルーカスは悪くありません。」

「アルル!」

だがアルルは父を睨む。

「私は幼い頃から戦いたい素質なのです!抑えようにも抑えられないのです!」

「だがお前には、、」

「爺やが気づかない敵に気付き倒した実績があります。」

「だが、、」

「それでもルーカスだけは、、」

ということで流石に理解したのかそれを許してくれた。

また私も剣術などを習えることになったのだ。




「まさかこの私まで負けてしまうとは、、、」

元王国第5騎士団副隊長の爺やを倒す。

「負けるとは、、」

現第5騎士団隊長との戦闘にも勝つことで、王国騎士団初の20代隊長となった。

「うん。やっぱりこっちの方が性に合うな!」

その後、あの暗殺者を仕向けてきた女を追い詰め、ローズと平民のアイカは結婚した。

アルルはまだまだ強くなることだろう、、

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