1話 WIO(世界研究機関)
プルルル…ガチャ
どうした。
局長!やっと、やっと完成しました。
おぉそうか!ご苦労、すぐそっちへ向かう。
了解です。お待ちしています。
ああ。
ガチャ。
俺は、WIO(世界研究機関)の事務局長をしている。先ほど電話をかけてきたのは、副事務局長の学(がく)だ。
今、我々WIOは世界を動かす大きな計画を実行している。
“AA”(ダブルエー)計画だ。
私が、WIOの事務局長になって16年目だ。
初年度から取り組んでいたAA計画は16年間進展なく、研究は膠着していた。
失敗を何度も繰り返した。
最初に出した予算も越えようとしていた。
していたのだ。
だが、先ほどの電話でそれはなくなった。
これで俺達は世界を変える。いや、俺が世界を…フハハハハハ。
早速見に行こう。世界を動かす傑作を。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます