バニーガール司祭の異端教布教の旅路

黑兔

第零話 貴方の信ずる神は何でしょうか?



 古来から現代まで、神は万物に宿るという。

 

 唐突ですが、質問です。貴方が想う現世に降臨する最も尊い神は何でしょう?



 ほぉ…



 なるほどなるほど…貴方の信ずる主はそうなのですね。




 教えて頂きありがとうございます…



 

 さて、次は私が話しましょう!

 私の信ずる神はバニーガール…いえ、コスプレの神です。

 

 強いて言うならコスプレ創造神様の配下のバニーガール神様でしょうか。

 どちらも信仰しています。


 私が思うに、信仰は自由にするといいと思います。ええ、ただ、相手の信ずる神を貶す事は断じて許されない!


 ハレンチ?教育に悪い?寝言は寝てから言え!


 私はバニーガール教の"自称"司祭



 これでも普段からウサ耳をつけてバニーガールの服を着ている12歳の"男性"である!



 衆人環視で見られて恥ずかしくないのか?  

 そんな物、コスプレ教狂信者の父と母の元に宿った赤ん坊の時に置いてきています!ええ!




 信仰を力にする私達人間に隠された力は、







   主の姿を模す事で倍増します!






 私は主を模した服を体に纏う事で汚れた物を浄化出来ますッ!

 悪魔とアンデットは私が消し飛ばす!


 そしてコスプレ教を異端と認定した、

『女神ルーラ』を信ずるルーラ教教皇は必ず消し飛ばしますッ!




 「あぁ…偉大なる主よ。不肖なるこの私に聖なる祝福を」






 バニーガールの服を着た青髪緑目の少年、ロイは

 両手を頭…耳の上につけて指先を上下に動かす、所謂"ウサ耳ポーズ"をして華奢な体にバフをかける。




 「とりゃあああああああッ!」




 『ァアアアアアア』






 地面を蹴って跳躍し、目の前にポップした不浄なるアンデットをワンパンで粉々にする。

 粉々にされたアンデットは安らかな顔をして逝く。





(((ああ、バニーガール男の娘に浄化されるなんて最高です。我が生涯に一片の悔いなし)))













「ふぅ…終わった!」



ロイ少年は左手で汗を拭う。














ロイは往く

 

 掛けていく


  道なき道を


    両親の無念を

        背負い


         今日もまた歩いて往く















???



「うぅむ、やはりロイ少年は最高だ。最高の逸材である」


「可愛いし更にバフ盛るか…」











神が暗躍す







         

  

   





___________




どうも。黑兔です。今回から絶倫傭兵と共に連載しようか迷っていたバニーガール司祭の記念すべき第零話(プロローグ)です。連載続けれる様に頑張りますので何卒応援よろしくお願い致します。

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