ぽじたむ

36.4℃に浸っているとき


僕は無敵の無になるの


小さな地獄の中だって


右耳を音で塞げば


ほら案外平気だもの


ぴかぴかの恋心や


無我夢中の愛などは


もうとっくに


死んじゃっている 


だから


僕の中に君が響くんだ


ぽじたむの舌の上は


ほら、あたたかい


ぽじたむの舌の上で


さあ、ともに


ゆっくりとさっぱりと


溶けてゆきましょう

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