無能災害累計死傷者77億人(全員悪人)〜褒められて伸びるタイプの僕は無能を卒業してクズ共を根絶します!〜

yu

第1話 VSゴトジック

無能災害 それは無能によって引き起こされる惨劇の事を指す。

無能共はどんな仕事を振ってもろくにこなせず言い訳や責任転嫁を続ける事でとにかく人様に迷惑をかけ続ける。

だが彼らには1つだけ才能があった。

嫌がらせの才能である。

巷で流行っている追放物と呼ばれるジャンルの小説を読めばよく分かるだろう。

無能災害を起こすものに共通する特徴…それは追放物の主人公の在り方に類似している事だ。

自分は本当は有能なのになぜか周囲の人間に無能扱いされていると思っていて、

無能だと思われるような仕事しかしない癖に無能扱いされたくないと思っているうえに改善すらせず、

役立たず故に追い出された癖に逆恨みで元所属組織を壊滅させてしまう(無自覚のパターンもあるが再勧誘を断る事で死にかけていた元メンバーに止めを刺す事例が多数確認されている)

小説では追放する側が悪人の事も多いが現実ではそうはいかない。

現在…無能災害による死傷者の数は10億に達していた…


「ねぇねぇ!パパがまおうをたおしたってほんとう?」

「そうよハンス、パパ達のパーティが魔王が打ち倒して、百年続く魔王戦争を終わらせてくれたのよ。これで安心して暮らせるわ」

「あっ!パパ出てきたよ!」

「これより凱旋パレードを開始する!」

「キャー!勇者様素敵ー!愛してるー!」

「勇者隊の面々は誰も彼もかっこいいな

ぁ!」

パパとも勇者とも呼ばれた俺の名前はゴトジック。


勇者ゴトジックLv99

主要スキル サタンクラッシャー

魔族特攻最上級スキル

剣に雷の魔力を込め切りつける。

相手の魔力が高い程大ダメージを与える

主要アビリティ 雷鳴を統べるもの

雷属性(麻痺含む)のスキルを使う場合魔力の消費が最低限まで軽減される。

さらにクリティカル確定状態を自身に付与する。


最高の仲間と共に魔王城を目指して冒険を続け、ついには魔王を倒し勇者となった男だ。

「まさかゴトジックが3大災厄の1つ【魔王】を倒すとはなぁ…幼馴染としてこれ程光栄な事はないぜ。もしかしたらオーパーツウォリアーや無能共の根絶もやってのけるんじゃないか!?」

3大災厄。この世で最も多くの犠牲者を

出した敵対存在ベスト3の事である。

1つ目【魔王】

魔物の突然変異によって生まれ、生きているだけで魔物達を凶暴化、強化させる人型の魔物でカリスマ性が高いものが多い。

魔王は、人型の魔物であり知能の高い魔族を生み出す事ができる。

魔王の誕生は数百年に一度くらいの頻度ではあるが今回だけで推定死傷者数2億5千万人

2つ目【オーパーツウォリアー】

魔法が主体の現代に置いて再現不可の技術で作られた正体不明の暴走ロボット。

何故か人間を見つけると高速飛行で追跡し殺害を試みようとする。

活動中の犠牲者は多いがエネルギー補給をする手段が無いため一度停止すると2度と動かなくなる。

そのためスペックの高さの割に犠牲者数は少なめ。

推定死傷者数2000万人

そして3つ目が…【無能】だ

「そ、そいつらは勇者なんかじゃない!本当は全部僕の功績でそいつらがやってる事は全部間違ってるゴミクズシリアルキラー害虫擬態サイコパス野郎共なんだ!これでも喰らえ」

「パラライズ、バカの言葉でも信じる奴がいるかもしんねぇから自白剤持ってこい」

キモいやつが殴りかかってきたが慣れた手付きでパーティの一員だった水簿らしいイキリ陰キャを拘束する。

「今無能でもいつか成長してくれればそれでいいと思っていた。でも結局お前は成長しなかったな。陰キャって全員こうなのか?」

「ぼ、僕の嘘偽り無い言葉を聞いてもそんな事が言えるのか!?ち、違うこれは悪い奴らに魔法で操られて無理やりやらされたんだ。何度も同じ目に合ってるのにまだ信じないのか!?これだから小説読んでないやつは!あ!兵士さ〜ん!こんな所に無実の人間に理不尽に暴力をふるったナメクジ犯罪者がいますよ〜?逮捕してくださ…」

ガチャッ

「本当は死刑にしたいって誰もが思っているんだぞ!キモい陰キャを視認するどころか牢獄まで連行しないと行けないなんて…毎度の事ではあるが兵士辞めたくなるな…」

「は!?!??!!!!??」

俺を殴ろうとして捕まったバカ陰キャの名前は…吐き気がするから言いたくねぇ、パス。

とにかくバカで陰キャで無能だ。

これと同じような流れを行く先々でやるからありとあらゆる人間に嫌われている。

こいつの無能エピソードは無限にあるけど敢えて言わなくていいだろ。

今ので十分こいつの無能っぷりを理解できるはずだ。

連行する前にバカは、素手だとキモいので捨ててもいいホウキなどでリンチにされていた。

「この無能!彼は誰にでも分け隔てなく接してくれる優しい男なのよ!?無能にも関わらず追放しなかった優しさがあんたに分かってたまるもんですか!」

「凱旋パレードを台無しにしやがって!空気読めねえのか!?」

「こんなやつでも殺したら犯罪扱いとか世も末だろ!法律変えろ!」

「やっぱ殺したいよなぁ…キモすぎるし」

「ほらよ、自白剤持ってきたぞ」

「おっ、さんきゅ!良いこと思いついたぞ、おいバカ、飲め」

「な、何をすふ!んぐっ!?」

バカの首を掴み自白剤を飲ませる。

「バレたら死刑になるような秘密を隠してるだろ?5秒以内に話せ」

「あ!?お!おおおおおおおおおおおおおおなてたひかまかみなはま」

自白剤を飲ませられたにも関わらず気合で口をつむごうとするが口を割るのも時間の問題だろう。

「あ…ああああああ…ああああああ!!!!」

「らららららららやや…まままままままま!…ご…ごめ…ひな…」

「ま…おう…ころひてな…僕が…ちりょうし…かくし…」

「「「「「「「「「「「「「「「「はああああああああああああああああああああああああああああ!?!?!?」」」」」」」」」」」」」」」」

「このゴミ野郎が!!!!!殺してやる!!!!!!」

やって良いことと悪い事があるだろうがああああああ!!!

魔王が1日生き延びるだけでどれだけの罪もない命が奪われると思ってやがる!?

キモいだけじゃねえ!コイツは間違いなく死ぬべきだ!!

勇者の剣を振りかざし、それでバカの命は潰える…はずだった…

「きずなねえさまに酷い事しないでください!」

大きな角に幼く可愛らしい姿。

殺したはずの…いやバカのせいで殺せなかった魔王が人混みから表れ目前に飛び込んで来た。

「急に魔王だと!?まあいい間合いに入りゃ後は斬り殺すだけ…」

(な…なんで体が動かないんだ!?状態異常対策はしている…効かないはずなのに…それに詠唱すら…まさか!?)

「無詠唱でクロノフリーズを発動させました。昨日の戦いでは見覚えがないでしょう?きずなねえさまの治療は限界を越えた力を与えてくれるんです」

(無詠唱の上に時止めだと!?それにあのバカ旅中一度も治療なんて行なわなかったはずだ!隠さずに使ってくれれば救える命もあったはずなのに…人の命をなんだと思っているんだ!?許せねぇ…)

基本的な状異常の対策防具は存在するが時止め耐性付きの防具など見た事もない。


魔王ヒナLv4000兆5500億7745万9999

主要スキル クロノフリーズ

任意の時間だけ対象の時を止める範囲や人数はレベルが高い程自由に設定可。

レベルが低すぎる相手の停止時間は長めになる。

主要アビリティ【キズナの解放者】

自分よりレベルが低い相手からのダメージを2倍以上1000倍以下(レベル差で変動)にして反射する。さらに毎秒自分の体力が最大体力の1/10回復


本来種族に関係なくレベル上限は一律で99

だった。

だがキズナと呼ばれた女による治療はその上限を取っ払う力を持っていたのだ。


魔王の義姉キズナLv1

主要スキル ????? 

いかなる鑑定魔法でも判別不可能

アビリティ 擬態ゴブリン看破術

人間に擬態したゴブリンを見抜く事ができる。

さらにゴブリンを治療した場合回復と同時に凄まじい苦痛を与える。

そして自分か視認したゴブリンはあらゆるプラスの効果にかからなくなる。

(拷問目的の治療のみ例外的に有効)


「さて…これでいくらでもねえさまの借りを返せるようになりましたが、いかがなさいますか?きずなねえさま?」

「一旦…帰らせて…僕自身の治療…できないから…」

「あ…ごめんなさい…ねえさまの事ないがしろにしちゃいました…私悪い子ですよね…?」

「いいや…君が世界で一番…優しい子だよ…」

「えへへ…嬉しいです…」

ヒナはキズナを抱え無詠唱でテレポートした。

「ま、待ちやがれ!あ!動けるぞ!おまけにあの魔王からまたもや生還できたんだ!対策を練って今度こそぶっ殺してやる!」

「貴方!?無事だったのね!?あのバカなんて事してくれたのよ!?陰キャの癖に捨てないであげた貴方の優しさを踏みにじるなんて!?」

「パパー!怖かったよー!」

「ハンス!そうだよな、怖かったよな!だっこしてやるからこっち来い!」

「パパー!」

『ヒューマノイドゴブリン補足。只今より掃討に突入シマス』

『ファイア』

「ぐぇっ」

バシュッ

「ハンス…?」

ハンスは全身をこんがり焼き上げられ生を終えた。人種差別が蔓延っているこの国で魔物退治という名目の元、善良な魔族の子供を虐たげていた彼の死は大層喜ばれた。

それは3大災厄の2つ目【オーパーツウォリアー】であった。

「ハンスに…ハンスに………何をしたあああああああああああああああ」

ドシャバキゴシャドキ

がむしゃらにオーパーツウォリアーを斬りつけたはずだった。

「殺す!殺してやる!!こいつは何が何でも…逃しちゃなんねぇ!!地獄に…地獄にお…お!?!?」

『同士討ち確認。ターゲットの数を減らす事に成功』

「人殺…し…じご…ちなさ…」

妻はそう言い残し事切れた。

「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

ゴシャッ

そして錯乱したゴトジックも止めを刺された。

『視認内ターゲットオールクリア、エリア内掃討へ移行します』

オーパーツウォリアーは国内の擬態ゴブリンを皆殺しにした…

はずだった。

一晩休んだキズナが帰ってきたのだ

「起きろジゴージトク」

「ぎゃあああああああああああああ痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!」

オーパーツウォリアーに鏖殺された国民だったがキズナにかかれば一瞬で復活させられる。

「助けに来たんじゃなくて教えに来たんだよ。僕を無能扱いしなかったらどうなったか。オーパーツソルジャー、お前に恨みは無い。ごめんな?」

オーパーツウォリアーにデコピンする。

ズゴォ!!

『破損率99%!?活動続行…不可…能…!?敗因分析…不…明…不…明』

それだけでオーパーツウォリアーは倒れた。

「僕を無能ではないちゃんとした仲間として扱ってくれたら、テレポートで逃げたりせず真っ先にオーパーツウォリアーと戦ったはずだ。

そしたら魔族がでっち上げで邪悪な存在に仕立て上げられてたって事にも気づかなかっただろう。全部お前らのせいでお前らのおかげなんだ。ざまぁみろ…そしてありがとう」

許せはしないがジゴージトク(確かこんな名前だったはず)のおかげでヒナ達魔族の優しさに触れる事が出来たのは感謝していた。

最も、治療を活用した拷問をこれから国内のゴブリン全員に行うのだが…

「ちなみに僕はゴブリン族じゃないからゴブリンの寿命(百年)が尽きるまで拷問したってほんの数秒にも満たないようなものだから問題無く付き合ってやれるぞ?よかったな!家族が拷問される所見ていってくれ!」

「……………」

「…って…自×すなー!!それじゃ罰にならないだろ!」

治療する事で拷問を再開させた。

「私なんかの為にあんなに怒ってくれるなんて…ねえさま…素敵…♡」

「ままあああああああああああああああ!!!!!!」

「死なせてええええええええええええええええ!!!」

「死なせてと言われて死なせてあげるなんて…そんな美味しい話があるとおもうのかい?お前達のような極悪ゴブリンに?」

キズナは仲間と交代しながらこの国のゴブリン全員の寿命が尽きるまで拷問を続けた。

これが無能災害である。無能による被害というだけならまだしも災害と言えるレベルともなればここまで凄惨な惨劇が巻き起こってしまう。

だがやつらの悪逆も時期に終わる。

何故ならこの世界最強と名高い最強の軍事帝国の覇王ナテカインが立ち上がったからだ!

我が国は全てが完璧!兵士個々の能力、装備の質が最高級なだけでなく王自らも最強!

全属性のドラゴンを僅か1日で狩り尽くし伝説となったナテカインは自他とも認める最強の戦士であった!

そんな我が国の前では一度負けた魔王と人間の癖に魔王軍に寝返ったバカなどゴミクズ同然!

舐めプで葬ってくれるわ!

ははははははははははは!


最強軍事帝国の覇王ナテカインLv102

主要スキル 覇王葬

自分の最大体力を一時的に100倍増加させた後に自分と相手どちらかが倒れるまでお互いの体力を急激に減らし続ける。自力解除不可。

主要アビリティ 積みかなった奇跡

必要経験値は爆増するがレベル上限+3


「えっ!?レベル4000兆もあるのにまだ特訓続けたいの!?どう考えても無敵だしそろそろ休んで欲しいのになぁ」

「だってだって〜リアちゃんが…」

「ゴ主人様!本日ノヒューマノイドゴブリン掃討の成果デス!ゴ確認ヲ!」

「まさか女の子だったなんて…」

擬人化したのではなく分厚い装甲砕いたらかぐや姫みたいに中にいた女の子。

グレードアップのために僕らを参考にしたいらしく魔王城に住み着いた。


オーパーツウォリアーLv4029兆0017億4858万7836

主要スキル サーチアンドエリミネイション 索敵と発見時の即時高火力の攻撃がセットになったスキル。

効率良く敵を狩る為に素早さが上昇する。

主要アビリティ【キズナの殲滅者】

自分よりレベルが低い相手へのダメージを2倍以上1000倍以下にする(レベル差で倍率が変動)

さらに毎秒自分の最大体力の1/10のダメージを与える毒を攻撃対象に付与する。


「まさか新人のリアちゃんに追い抜かれるなんて…このままじゃねえさまの恋心まで奪われちゃう!?」

「リアは努力もゴブリン狩りも全力だからね。レベル抜かれるのもしょうがないかなー?衣装的にもロボット的な存在っぽいし動きっぱなしなのは止めてないけどヒナが無理したりするのは悲しくなっちゃうよ!僕ヒナの事大好きだからそこは安心して欲しいな」

「ほんとに?信じたからね?」

ちなみに魔族の仲間達全員に治療を施したが最低でもレベル千兆以上高くても千五百兆以下だった。

ゴブリン共に苦しめられてきた仲間にできるだけ戦わせたくないという配慮故の低さである。

それでも自衛できる程度のレベルではあるので無理して上げる必要はないとキズナは思っている。

「所でなんでリアはゴブリン狩りをやってるんだい?」

「ハイ…オ答エ致シマス。私ハ遥昔擬態ゴブリンデハナイ真ノ人間ニ作ラレマシタ。私が作ラレタ頃ノ人類ハ擬態ゴブリンニヨッテ理不尽ニ殺サレタ上ニ事実ヲ隠蔽サレ自×扱イサレ続ケタ事デ滅亡寸前に陥ッテイマシタ。ソコデ研究者の人間と魔族ノ両親が私を生ミ出シタノデス!ゴブリンヲ殲滅サセロト言ウ命令ヲ与エテ…」

「やっぱり人間の大半は擬態ゴブリンに成り変わられてるんだな…人間には到底思いつきもしない悪事を平気でやってのけるからな。あいつらゴブリン共は…」

「デスガゴブリンハ私達ノ住処ヲ襲撃シ両親ハ私ヲスリープモードニスル事デ隠シタママ…」

スリープモードのウォリアーを飾りだと思ったゴブリンは住処の人間を皆殺しにしたもののウォリアーは放置したのだ。

「遥年月ガ過ギ目覚メタ私ハ暴走シテシマイマシタ。私ハ機械デスガ両親ニハ愛情ヲ感ジテイマシタ…許セナカッタノデス。忘我状態デ殺戮ヲ繰リ返シコノママデハ無関係ノ人間マデ手ニカケテシマウカモシレナイトオモウト…私ヲ止メタ上ニバッテリー補給マデシテクダサッタ貴方様ニハ頭ガ上ガリマセン」

「まさかオーパーツウォリアーのエネルギーが雷魔法で賄えるとはね…僕には使えないし皆のお陰だよ」

「所デ何故貴方様ハソコマデ強イノデスカ?参考ニサセテ頂テイタダキマス」

「レベル千兆くらいの子にバフをかけて貰ったらレベル百兆分くらい強くなったんだよ。多分今のリアには負けるかな」

「貴方様レベルノ治療がデキルナラ決シテ弱クナドアリマセン!」

「僕にできる程度の治療術ならちょっと練習すれば簡単に習得できると思ってるんだけど良かったら教わってみる?」

「僥倖デス!是非教ワラセテイタダキマス!」

「今日はおやすみするけど後で教えてよね?ねえさま!」

「僕でよければ喜んで!」

キズナは気づいていないがキズナが超性能の治療技術を身に着けたのは自分を認めてくれる仲間を見つけたからであった。

キズナは褒められて伸びるタイプなのだ。


魔王ヒナを討伐する為にナテカインは自国の精鋭を集結させていた。

「諸君!良くぞ集まってくれた!ついに魔王に支配されたこの世界が在るべき姿に戻る時が来た!この覇王ナテカイン率いる覇王隊が魔王討伐に赴くからだ!」

「ナテカイン様万歳!」

「な、なんて荘厳で神々しい姿なんだ…」

「覇王隊はそれぞれのスペシャリスト3人が率いる、戦士隊、魔導師隊、拷問隊に分かれて行動する!部隊毎のリーダーを発表するぞ!」

「戦士隊!鉄壁の戦士パリック!」

「魔王の力なんざ俺様にとっちゃ虫刺されみてぇなもんだぜ。痛みってやつを思い出させてくれりゃいいんたがな」


鉄壁の戦士パリックLv99

主要スキル メタルフィスト

拳を鋼鉄のように硬化させる事で最大体力と防御力を攻撃力に上乗せできる。

上乗せ後の攻撃力が相手の攻撃力より高い場合ダメージが2倍

主要アビリティ ディフェンスシフト

魔力が0で固定になる代わりにダメージを与える毎に同数値分防御力を上昇させる。


「パリックの戦士として鍛えられた肉体は鉄壁と言う言葉が相応しく、ここ数十年痛みを感じた事さえないそうだ!魔王など恐れるに足りぬとは思わないか?」

「魔王がかわいそうなくらい圧勝するだろこんなん!残当だけどな!」

「魔導師隊!悠久の魔導師エタラス!」

「人間に歯向かうクズの分際で王などと名乗る浅ましさ、許せません!何発魔法を撃てば死ぬか確かめて差し上げましょう!百発でも一万発でも構いませんよ?」


悠久の魔導師エタラスLv99

主要スキル エレメンタルバスター

火、水、風、光、闇の基本属性魔法を絶妙な匙加減で組み合わせる事で爆発的な威力を叩き出すあらゆる魔法の中で最も強力な究極魔法。習得難度もトップクラス。

主要スキル 多重祝福

精霊の属性に対応して得意属性の魔法が増え、精霊から魔力を供給して貰える。エタラスの場合は全属性使用可能で魔力供給量も5倍


「彼は複数の精霊からの祝福を受けている故に全属性の魔法を無詠唱で使える!当然威力も凄まじくダイヤモンドより堅いエンペラーゴーレムすら瞬殺して見せた超人である!」

「魔王の事何か木っ端微塵にしてやってください!エタラス様ー!」

「そして拷問隊!拷問官ペーイン!」

「お前ら、家族や友人の命を奪った魔族が憎くないか?君たちを救うために俺達拷問官は存在しているんだ。ゴミ共に悪夢を見せてやろう…醒めない悪夢をな…?」


拷問官ペーインLv99

主要スキル クリティカルペイン

この攻撃はクリティカルが発生しやすい。弱点を突いた時とクリティカルが発生した時ダメージが爆増するが、どちらでもなければダメージ減少。

主要アビリティ 終わらない悪夢

攻撃した相手の体力が0になった場合体力を1で固定して攻撃力、魔力を0で固定する。

終わらない悪夢によるステータス固定は自分よりレベルの高いものにしか解除できない。

自力の解除は自由に可能で自力解除の場合相手の体力を0にする。


「その通りだ!彼女等の魔族拷問は遺族に救いを齎す!苦しめれば苦しめるほど失った苦しみが癒えていくのだ!ペーインは拷問官の中でも特に残忍な拷問ができる故に隊長に選出された!奴らに悪夢を見せてやれ!」

「貴女なら兄の仇をとってくれると信じています!」

「以上3人が3つの部隊を指揮する!もちろん他の兵士も実力は折り紙付きだ!必ず勝てると信じているが…武運を祈る!」

最強の覇王、3人のスペシャリスト、30万人の兵士が集まれば魔王など敵ではないとここにいる誰もが思っていた。

尚敵のレベルがキズナ以外レベル千兆を越えていると言う事は誰も知らない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

無能災害累計死傷者77億人(全員悪人)〜褒められて伸びるタイプの僕は無能を卒業してクズ共を根絶します!〜 yu @yuyu1341

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画