第22話 特訓と力の制御
あのあと俺はアエリアと一緒に城の中、つまりDLCエリアに行く許可を得た。
しかし、DLCは絶対に高難易度、最低レベル100は欲しい。
そのために今俺は洞窟でレベル上げをしている。
方法は簡単、近くの苗床を乗っ取ってボス部屋手前までの敵を殲滅して戻ってを繰り返しているだけだ。
そしてもう1つ進めていることがある。
それは、『死気弾』の習得だ。
アエリアと戦っていた時に使った感覚を思い出しながら練習しているが、中々コツが掴めないでいる。
力を抑える指輪を外して死の力の流れを感じようとしているが意識すればするほど力に呑まれそうになるのだ。
いっそのこと呑まれてみようかとも思ったが自力で戻れそうにないからやめた。
そこで俺は次のことを考えた。
乗っ取った苗木に気弾を出したら何か変わるんじゃないかと。
ということでこの洞窟の苗床の苗木を使おう。
「ふう、『気弾』、これを苗木にくっつける」
お、苗木を通して気弾に流れる力がなんとなく分かる。
ん?あれなんか気弾が分解されてる?なるほど、苗木に気弾をくっつけると気弾のほうが苗木に流れる力に耐えられず壊れるのか。
ただこれは好都合だ。
気弾のエネルギーに空いたこの穴に苗木に流れる死の力を詰め込む。
…どうやって詰め込めばいいんだろうか。
死の力で気弾が壊れるなら亡者化した肉体でもいいはずだ。
「『亡者化・喉 解除』、「亡者化・爪』、『気弾』」
この気弾を爪につけて、よしやっぱり苗木よりも力の流れが分かりやすい。
よし、『吸収』…できた、『死気弾』が完成した。
取り敢えずそこの狼に『発射』。
えっ、塵になった。
__________________
あとがき
突然ですが週5投稿にさせていただきます。
少しでも面白いと思っていただけたら⭐︎やフォロー、♡よろしくお願いします。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます