第20話 悪魔と聖女の力

 「こいつが、姉?これはどういうことだ?」


 明らかにこれはおかしい。


 まず気配がアエリアとこのメリメアは全く違う。


 まずアエリアは戦っている時身震いするようなとても受け入れ難い邪悪な気配を放っていた。


 だけどメリメアは神聖でずっとここにいたいと思えるようなそんな気配を放っている。


 それと同時にこうも思う救って殺してあげたいと。


 その気持ちがここにいる痛々しい姿をした娘を見るとどんどん溢れ出てきてしまう。


 「…ついてきて………レイ‼︎」


 「え⁉︎あ、ああ」


 正直ありがたいこのままここにいるとおかしくなりそうだ。


 「その、ごめん。ありがとう」


 「別にいいわよ。それより貴方とお姉ちゃんは会わせない方がいいわね。貴方気づいてたのかはわからないけど死の気配が漏れ出てたわよ」


 「え、そうなの?」


 思ってた以上にやばいな。


 「貴方とお姉ちゃん多分だけど半分相性良くて半分相性悪いのかもしれないわね」


 「どういうこと?」


 「貴方が死の気配を出した時同時にお姉ちゃんの聖なる気配も強くなったの。でもその時のお姉ちゃんの気配は今まで見たことないくらい攻撃的だった。それに対して貴方の気配は前戦った時と同じ気配だとは思えないくらい優しかったの」


 確かに俺はメリメアのことを救ってあげたいと…いや、でも殺したいとも思っていたな。


 力に呑まれた時の俺の思考がよくわからないな。


 「だからお姉ちゃんからしたら貴方とは相性が悪いけど、貴方からしたらお姉ちゃんとは相性がいいような気がするのよね」


 「なるほど?」


 「まあいいわ。取り敢えずお姉ちゃんと顔を合わせることはできたからそれでよしとしましょう」


 「なあ、あの心臓や血管、肉塊などに縛られているのはどういうことなんだ?」


 確かそれについて深く掘り下げられるのは3ヶ月後発売のDLCだったはずだからそこら辺はよくわからない。


 「そうね、そこらへんも含めて紹介していくわ」



_______________________

 

あとがき


 エルデンリングDLC思った以上に心の筋トレだった…

        byキウイ大好き人間


 『竜探しの便利』も同時投稿していますのでこちらもよろしくお願いします。


 

 

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