君に会いたい夏休み
釈迦釈迦ポテチ
第1話うるさいセミと君
暑い夏の日とてもだるいと感じていたぼくはそんな早く帰りたいという思いで通学路を歩いていた、今日は終業式で校長の話も長かったけどでも夏休みに入るからそんなこと考えたら休むにも休めないしなと思っていたので考えるのを止めた。
いつもの帰り道で帰っていると感じたことはいつもよりもセミがうるさかったことだセミはうるさいのは普通だけど今日はなんか異常に思った、そんなときふと鳥居に目がいったぼくの帰り道にはいつもすこしぼろぼろな鳥居と神社があったこういう系はいつも肝試しで使いそうだなとは思うけど実際どうなのかはわからない。
ここは入ったことはあるそれは僕が毎日ではないけど時々にここにきて嫌なことがあったら神様に祈っているからだここにはなんの特徴的なものもない。
でもなぜだろうここには忘れちゃいけないようなものがあったような気がしてたまらないまるで無いものを必死に探しているようなそんなことを考えていたが結局それがなんなのかはわからないままだ、そんなことよりも早く家に帰ろうとしていたとき後ろから声をかけられた
「おーい、待ってくれよ~」
走ってきたのは同じクラスの高橋だ、なにか用があってきたんだろうと思いぼくは問いかける
「どうしたの?なにか用?」
「いやーさ、実はおまえとLINE繋がってなかったなってさだから繋ごうぜ」
なんだそんなことかと今更だと思うが彼もすこしぼくに話しかけることに不安であったらしいでもぼくはそんなことは思わなかった彼とは高校からの初対面なのになぜか知っている気がしてならない
「うんいいよ……はいこれね、じゃあまたね」
そういってぼくは彼を背に手を振ったスマホの時間をみるともうすぐお昼頃でありお腹が空いた僕は急いで帰った
これからやっと夏休みが始まるんだなと思ったらワクワクが止まらなかったべつにそれほど課題は難しくはないそこまでは多くはないし逆にGWの時は酷かったけど、まあそんなことは置いておき暇をしていたぼくに高橋からLINEが届いた
(なーせっかく夏休みになったからいつか遊ぼうぜみんな誘ってよ)
そんな連絡だったでもぼくはそのときは乗り気にはなれなかったなぜだろうなほんとは遊びたいはずなのにこの心にあるもやもやはなんだろうか。
そしてこのもやもやからぼくの夏休みが始まったのであった。
もうすぐ7月が終わりそうな日にぼくはいつも通り神社にお参りしにいったその時神社の賽銭箱の前に一人の少女がいた見たところ多分ぼくと同じくらいだろうかそんな彼女にぼくは切ない気持ちになったその瞬間彼女が振り向きぼくに話しかけてきた
「こんな所に人が来るなんてやっぱり…」
そんな事をいっていたときぼくは違和感はもたなかった確かにここにはあまり人はこないまあ古い神社だしいまは新しい神社の方にみんないってるしなと思っていたそしたら異様にセミの鳴き声がうるさくなったいつもうるさいのにまたうるさくなったら困っていたそのとき一瞬でセミの鳴き声が止み目を開いたら少女はいなかったもしかしたら幽霊の一瞬だったかもしれないけどでもなぜかぼくにとって忘れられない記憶になったのであった。
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