6/15の世界 (陰影の季節)

格段に解放が進む季節

楽しくて光あふれる

故に蔭は長くなり

捕らえられた者達を

離さないのだ

少しの好奇心と楽観は

軽々打ち砕かれ

皮肉と絶望が折り重なり

灯火が遠くほの暗く感じる

日々輝きを放つもの

それが何か忘れさる時

虚無が友になることを初めて知るのだ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る