第3話
「いってきまーーーー…ねえ。2人とも何してるの?先に学校行ったよね??」
「えーーーーっと…航!航が忘れ物したからさ、取りに戻ったんだよ、な、航!ほら、アレ、取ってこいよ!」
「アレって、何?俺たちすみれを待っ…
「はいはい、いいからお家入って取ってこようねー航くん。すみれ、学校気をつけて行きなよ。変な人についてっちゃダメだよ!」
はぁ…。過保護。
本当は奏兄たちとは別の高校に行きたかったのに。高校3年間の夏フェス参戦と、高音質イヤホンに負けた。わたしまけましたわ。
中学3年間、静かに勉強に励んだから高校は無事合格できたけどね。
目立たないよう静かに過ごす私の必需品は音楽。音楽っていいよねー。なんて、音楽聞きながら、高校の門をくぐる。
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