小6の夏、紗南という私を変えてくれたのは姉の親友でした2025~京都花園女子高校カルティベートコースのアオハル物語(高1)
@YoshI2608
序章~紗南の誕生
第1話 紗南としての私を変えてくれたのは
「めっちゃべっぴんさんやね笑」
「確かに可愛いねんな」
京都駅から直結しているホテルグランヴィア京都のある撮影スタジオにて――。
この中はめっちゃ綺麗な感じで、色々な衣装が揃っていてウェディングドレスの他にSTU48やNMB48みたいな感じの衣装も制作されている。
いつかは姉のように女装ファッションモデルから始めたい――。
そう思ったのが私が小6の頃だった。
姉と言うのは彩佳ちゃんとして女装ファッションモデルを始めたのが小6で、その頃の私は「聡志」という男子の時であり、当たり前のように小2の自分にとって女装ファッションモデルが出来るわけがないのはよくわかっていた。
そして4年が経ち私が小6の夏休みの頃だった。
彩佳ちゃんの親友の真奈美先輩が私にこう声を掛けてくれた。
「良かったら聡志くんも女装ファッションモデルから始めてみいひん??」
「いいんですか??」
真奈美先輩はスタイルがいいし、めっちゃ美人という雰囲気があって京都駅から直結しているホテルグランヴィア京都の4階にある部屋、つまりブライダル事務所という所でアシスタントをしている。
そして何日かして真奈美先輩は女装ファッションモデルネームを色々考えてくれた中で私はその名前でデビューをする事になった。
「『紗南』って言うのはどうや??」
「じゃあその名前でデビューしたいです」
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