水の異穴から異世界へ-一般テイマーの成り上がり-

@ram_a

第1話 『はじめましての異世界で…』

昼休み

キーンコーンカーンコーン、、、

弟魔「はぁ…もう夏なのかぁ、憂鬱だなぁ。」

陽キャ1「なぁ、あいつにパン買わせに行こうぜ。」

陽キャ2「それいいね〜、じゃ弟魔きゅんよろしくね〜」

弟魔「えっ、でも…」

陽キャ2「ん?何w?聞こえないな〜」

弟魔「あ、う…うんわかったよ」

陽キャ1,2「じゃ、宜しくね〜ん」

弟魔(なんで僕ばっか、こんな目に…)

ザッザッ

弟魔は早足で言われた通りパンを買いに行った

5時間目

先生「はいじゃあ、今日はもう夏なのでプールやりますよ~」

弟魔「よりによってプールの授業かよ、」

10分後

先生「じゃ泳ぎの練習ね〜」

弟魔「泳ぎなんてできるわけ無いだろ、」

陽キャ1「ちょ、水かけんなしw」

パシャパシャ

水の音が耳に全て入ってくる

弟魔「この感じが嫌なんだよ…って危ないッ!」

ドンッ!

陽キャ1「あ、ごめ〜ん」

弟魔「コボッボボ」

(足がッ動かないっ…)

陽キャ達「え…さすがにやばくねw」

どんどん体に水圧で重力がかかっていく、

どんだけ上に手を伸ばそうと、手を取ってくれる人はいない。

弟魔(やっぱ僕ってそういうふうに出来てるんだなっ)

そう思ってる間にも体は底についた

底についた瞬間、そこに穴が空き一気に吸い込まれていった

どんどん深くに潜っていくと、辺りが星のような輝きをしていることに気付いた

弟魔(わぁ、きれいだ)

その中でも意識はまだはっきりとしていた

だが、そこから少し深くに入ったら、外から暗くなり始めた。

弟魔(まずい、穴がしまっ…て、る)

意識も朦朧としてきて、目も完全に閉じてしまった。




「チュンチュン」

耳に鳥のさえずりのようなものが聞こえてきた、

そしてとても近くでなにかの声がした

???「○×△□☠💣️○」

弟魔(なんだこの言葉どこの言語か分かんないな)

目をゆっくり開けてみる

周りには膨大な自然が広がり、眼の前には大きな木が見えた。

そして辺りを見回すとゴブリンが怯えていた

弟魔「ッ…」

息を呑み怯えながら後退りした、

だが相手が怯えてることに気付いたゴブリンは、こちらを見て、ニヤリと笑いこちらへ向かってきた。

弟魔「やばい、このままじゃ殺られる…」

震える足を力いっぱい持ち上げて、森の中をまっすぐ走った。

弟魔「何が起きてるんだ、ハァハァ

俺は授業を受けていたはず、そうかプールで溺れて…あれ?思い出せない…?

って今はそんな事考えてる場合じゃなーい!ハァハァ」

いかにも倒れそうでフラフラしながらゴブリンから逃げ続ける

弟魔(そうか、ここが漫画のような異世界なら…これにかけるしかない)

ブレーキを掛け、向かってくるゴブリンを気にせず唱えた

弟魔「どうにでもなれ…!ウィンドウオープン」

ピロンピロンピロピロピロピロ

弟魔「なんだコレいっぱい出てきた…これでなにかわかるのか…えーと俺の役職は……

テッ、テイマー?!ってことは」

ゴブリン「○×××△☠」

弟魔「あぁ゛もういいやってやるよ」

向かってくるゴブリンに手をかざし

弟魔「Be my tame」

ピロン!

ゴブリンのテイムに成功しました。

弟魔「よっしゃー!」

ピロン!

レベルが上がりました。

弟魔「おぉ、レベルまで上がるのか」

ゴブリンが名前を決めてほしそうにこちらを見ている

ピロン!

ゴブリンの名前を決めてください

弟魔「ん~そうだなー。じゃあ今日から君の名前は、サインにしよう」

ピロン!

ゴブリンの名前が決まりました

サイン「サイン!いい名前!」

弟魔(テイムするとそいつの言語がわかるのか?)

弟魔「よろしくな!サイン!」

サイン「うん!よろしく!」




弟魔

レベル2 

役職「テイマー」

テイム済みモンスター「ゴブリン」

スキル

ゴブリン語→日本語へ翻訳

テイム


サイン

レベル1

役職「ゴブリン」

スキル

振り回し

縦斬り

横斬り

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