しゃるかの奇怪譚

しゃるか

夢魔と暗澹の万年筆[エピローグ]

好奇心は猫をも殺す


このことわざの意味を僕は身をもって経験した。

好奇心なんぞに殺されないと思うかもしれないが、好奇心には食欲や睡眠欲、性欲よりも強い力で人間を突き動かすものがある。

それが、もし「関わってはいけない物」だった場合その人間3大欲求よりもその「関わってはいけない物」を優先して自分の恐怖や底気味悪さに襲われる、だがそれが人間の1つの快楽として、1つの満足感として体に染み渡る。

下手したら死ぬかもしれないと言うのに、、でも僕はこうして生きているし、そしてその満足感に浸りながらこうして小説を書いている。

その経験が生きた物語になる、これは僕が経験した恐怖の物語である。

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