第14話 一番の動揺に襲われる(2)
「い、言い
それそれ――! それを聞きたかったんですよ! もっと詳しく!
「初代マレビト様は
おお! 何百年単位だけど、マレビトが呪術のイノベーションを起こしてきたって訳か。なるほど、なるほど。
え? で、俺は……?
「
うん。イノベーション……。
「マレビト様も……」
と、なんか強い視線で俺を見てきた。
「呪力が顕現した
おおう。今のところ、俺にも思いもよらないですけどね……。
シアユンさんが、俺が置かれた突然の
結局、呪力が顕現するっていうのを、待つしかないのか。シアユンさんも朝の風呂で『どのように
そのとき急に。ほんとに、急に。目の前のシアユンさんと、風呂でのシアユンさん、つまり
うぉぉ! 裸を知ってる女の人と一緒の空間に居るだなんて……!
しかも、広くはない空間に2人きり!
ポンッと音がしたように、首から上が
絵に描いたように
どうしようもなくなって、遠くを見ると第2城壁を乗り越えてくる
これは、マジで
「人獣って、正体不明なんですよね……?」
と、遠くの人獣の影を
「はい……。王国の歴史上では記録がありませんし、これまで姿を見たことのある者もおりません」
深夜の
それから、出来るだけシアユンさんの方を見ないようにしながら、夜明けまで戦闘を見守った。
剣士が2人
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます