転生したらチート触手だったので、悠々自適の"魔王"ライフを初めました。

ノマテラ鉢巻き石火ハッサム

プロローグ ; 飛行機って道路を走るもんなんだな。

「……やっぱりお前といるのは無理だわ、今日から俺と縁を切ってくれ」


………はぁ?


え?今なんて?


縁を切ってくれ?


「お前とは前々から気が合わないだわ」


………………はぁぁ?


はい?今なんて?


俺等散々、ニーコニコ動画を語り合った仲だろ?


「んじゃ、俺帰るわ、お前が金払えよな」


………行ってしまった。


おいおいおい嘘だろ、

え?お別れ?奢り?縁切り?奢り?気が合わない?奢り?奢り?奢り?


……まじか、


「俺は騙されたのか?友達じゃ無かったのか?全て演技?なんでだ?なんでだ?なんで?なんで?なんで?」


………考え過ぎか


所詮、僕はそんな存在でしか無かったと言うことか。


「……ハァ、殺そ」


言っている事は物騒だが、単にアイツを殴ってやりたくなってきた。


「おい、待ておma...」


ピッピーーー!!


けたたましい音が耳を劈くように鳴って、俺に何かが向かって来る。


「……こりゃ、飛行機だな」


へぇ、飛行機ってぴぴーって音が鳴るんだな。


どうやら俺はあまりのショックで、車を飛行機と見間違えるようになったんだな。しかもこの飛行機燃えてるぜ。


嗚呼、どんどんこっちに向かって来る。


……なんだ?やけにリアルだな


幻覚って、こんな巧妙に見えるもんなんだな。


それか…これは夢か、夢だったら納得できる、俺がアイツと縁を切ることなんて無いもんな。


そうだよな、これはきっと悪夢かなんかだよ、

そう…だよね…きっと……悪m



        グシャ………!



あっ、これ痛いわ。


はぁあ、悪夢も悪夢だ、なんか手が千切れてる気がする。


………はぁ、もっといい夢が見たかった…な

僕はいつだって変わり者だって言われたけど、


まさかこんな夢を見るなんて…


そうだなぁ、今度夢をみるとしたら……






………触手にでもなれたらな………






僕はそこで目を覚ました。


あれ?暗いな、まさか夜にでも起きたのかな、


はぁあ、僕夜起きたらその後あんまり寝れないタイプなんだけどな。


…んん゙、それにしてもなんか狭いような

なんか体の感覚も変だし、


…ちょっと、起きるか。


そして起き上がろうとしたら、アレ?起き上がれないぞ?


どんだけ体を起こそうとしても起き上がれない、というかなんか、体の感覚的に起き上がる状態が掴めない。


『流石に悪夢に影響され過ぎだろ僕』


………アレ?俺、若干声が高くなってないか?


……なんか手が増えたような


薄暗くて良くは見えないが、とても太い紐?か何かがまるで自分の手のように感じる。


他の紐?の先端に目玉のような物がある。


そして僕の視界は良く分からないことに至る所に散りばめられているような感覚だ。


あ、光が若干差し込んでる、


どうやら俺は何か、狭い空洞状の中に入っていたらしい。


『どっこらせっと、』


私はそうして顔だし、周りを見渡すうとしたら、


………そこは、私の知らない世界が広がっていた。………

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