【エピソードゼロ1・おかんとジョニー】
俺のおかんは天然だ
そして天然のおかんは怖い
今回はそんな話だ
俺が高校性の時
ああジョニーがまだジョニーと名付けられる前の事だ
俺は部活の寮にすんでいた
いわゆるスポーツ強豪校で各県から選手が集まっていた
寮には10人ほどの仲間がおり
俺は4人部屋にいた
そこで困ったのがウインナースポーツだ
普段は部活の練習である程度の欲望は抑えられているが
2週間をすぎるあたりで限界をむかえる
そんな時に向かうのがエロ映画館であった
エロ映画館というのは
ミニシアターみたいなところで
大きめの画面でエロビデオがながれていて
ある程度興奮が高まったところで個室にはいり
欲望をはきだす
個室にはビデオもあり受付で好みのエロビデオを借りることもできた
もちろんエロ映画館はこっそりと深夜に寮から抜け出して行っていた
というのも当時は体罰が当たり前にあった時代で
買い食い(禁止されていた)が見つかっただけでも
ボコボコに殴られていたのだ
おおげさだと思うかもしれないが
命懸けでウインナースポーツを決行していた
そんな命懸けの日々も引退という形で幕を下ろす
3年生の夏休みに実家に帰った俺はスパークした
ウインナースポーツに励んだのだ
1日に10回以上したこともある
時間もあるエロ本も買いにいける
ビデオもレンタルビデオ店で豊富なラインナップから
好きなものを選べる
(エロ映画館で置いてあるのはどれも古臭いものだった)
自由って素晴らしい
俺は青春を謳歌した
そして部活の送別会の日それはおこった
送別会は選手だけでなく父兄も参加する
俺はおかんと共に会場に向かった
送別会は盛り上がりガヤガヤと騒がしかった
オカンはママ友達と話していた
俺は会話が聞こえる近さの場所にいた
するとオカンがとんでもないことを言い出した
おそらく何故そうなるのかわかっていないのだろう
「息子が帰ってきてからテッシュの減りが以上に早いんです」
その場が凍り付いた
俺も凍り付いた
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