第2章、第8話「存在しないはずの空間」

………タブレットが壊れた…?


コト。コト。


「貴方は''何''をしているのさ?」


聞いた事のある声、歩き方……。


コト。コト。


「はてさて、不審者にしては、妙に詳しすぎる…貴方は研究所の関係者ですか?」


コト。コト。カチッ。


……見た事ある服装、立ち振る舞い。


「ボーと、立っていても、何も起きないさ?」


ザッ。カチャ。


「…ルーヴェンド・ガモルッグ。」

「…なぜ、私の名前を?」

「…銃を扱うのが得意な研究員…。」

「……貴方の事、全く知りませんが?」


そりゃ、そうだ。


それはな。


「お前が''故人''だからだ。」


続く。

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