第2章、第4話「記憶改竄(キオクカイザン)」

「油断は禁物だ」と言ったが、この後は、何事も無く、研究所の1部探索すること''は''出来たんだが、何事なく探索したことで、理解が出来ない、人為的にしては、人が出来ない領域のような感覚に陥ったことがある。


それは1部だけによる記憶改竄キオクカイザンだ。何故か、俺が持っている瓶状態のリオ、船旅ふなたび涼介りょうすけの記憶があるのに対して、誰かを忘れているような気がしてならない。


誰?誰だろうか?……記憶力は人一倍いいと自負している俺だが、''1文字''も思い出せない…。


続く。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る