第20話:甚の過去

チャプタ―1

ここは、制御室である。

俺達は、機械の試し操作をしていた。

「やっと、これで、使えるな。」

「出力?って、何?」

「今は、いじるな。危険だからな。」

「もしかして、特別な・・・。」

「かもね。つまんないのーっ。」

「レベルは、8までと。」

チャプタ―2

ここは、宇宙である。

そこには、フォロスが居た。

「ボイコット様。御出で下さい。」

すると、そこへ「ボイコット」が出現した。

「フォロステイビスよ。この刀を使うが良い。」

ボイコットは、フォロスに恐魔丸という名の刀を与えた。

「この刀を、ですか?」

「任せたぞ。」

チャプタ―3

ここは、キエーレビルの10Fである。

そこには、セミンミピーラスとフェンダーとヘカティーが居た。

「今回は、行くなと。」

「裂く力を集めるなとでも?」

「考えがありそうね。」

「それは、当たっているかと。」

「見物でもしてろって事か。」

「いわゆる暇つぶしね。」

チャプタ―4

俺は、シュトラーレⅤに乗って、六町辺りを走っていた。

「資料も届け終わったし。」

「後は、戻るだけだな。」

「何事も無く・・・。」

「そうは、行かせてくれなさそうだな。」

「あの人物は、フォロス院長。」

「ボギーから、アタッシュケース?」

チャプタ―5

「スヤスヤ。」

「御苦労。これが、クククッ。」

「院長。その中身は?」

「これか。キエーレ剤と資金洗浄金さ。渡さぬぞ。」

「それは、不正という。」

「そうだ。クククッ。過去を思い出すが良い。憶幻衝。」

フォロスは、俺に過去を思い出させた。

「ウ、ウワーッ。」

「そのまま、くたばっていろ。」

チャプタ―6

ここは、俺の過去である。

「ん、ここは?」

俺は、道なりに歩いてみた。

「研究所? 何だ、あれは?」

「博士。もうすぐで。」

「ああ。これで、今度こそ。」

「核酸操作人間? こ、これって、俺じゃないか。」

チャプター7

俺は、気が付いた。

「ん、今のは?」

「気が付いたか。」

「シュトラーレⅤ。院長は?」

「東和の方へ向かったぞ。」

「急ごう。」

「OK。」

シュトラーレⅤは、加速した。

チャプタ―8

ここは、東和である。

フォロスは、恐魔丸を振りかざしながら、街を破壊していた。

「ウワーッ。キャーッ。」

「クククッ。こんなにももろいとは。」

俺は、そこへ、辿り着いた。

「シュトラーレクロス。」

俺は、ベアポーラー パワフルモードに変身した。

チャプタ―9

「そこまでだ。」

「な、何者だ?」

「破壊を散らす熊。熊剣士ベアポーラー。照射。」

「ボギー。」

フォロスは、十体ものボギーを召喚した。

「スヤスヤ。」

「シュート。」

俺は、ボギー達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―10

「やるな、さすが、ベアポーラー。だが、こいつは、どうだ?

 出でよ、悪の熊剣士「ウラスッサー」。」

フォロスは、恐魔丸の刃先から、ウラスッサーを召喚した。

「仰せのままに。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

俺とウラスッサーは、互いに攻撃しまくった。

「シュトラーレブロウイング。」

「ベルスブロウイング。」

俺とウラスッサーの技は、暴発した。

「ウワーッ。」

「クククッ。止めだ。」

ウラスッサーは、ブレードギラーを構えた。

「ブレードギラーベルスフェニックス。」

ウラスッサーは、不死鳥に姿を変えて、突撃して来た。

その時、俺の目の前にブレードギラーが出現した。

「これなら。はーっ。」

俺は、ブレードギラーの刃先をウラスッサーに突き刺した。

「ギャーッ。」

「そして、シヴァモード。」

俺が、そう叫ぶと、俺の全身が銀色に輝いて、俺は、シヴァモードになった。

「二人まとめてな。」

「何っ?」

「シュトラーレランチャー。」

俺は、シュトラーレランチャーを両手で持って構えた。

「聖幻衝。シュトラーレグロースツューギヒ。」

俺は、ウラスッサーとフォロスを同時に浄化した。

「ギュンスティヒーッ。」

「くっ。このままでは、ギュンスティ。」

そこへ、セミンミピーラスがやって来た。

「フォロス様。こちらへ。」

フォロスとセミンミピーラスは、消えるように去って行った。

そして、ウラスッサーは、消滅した。

「念入りに。」

チャプタ―12

ここは、キエーレビルの10Fである。

「セミンミピーラス。済まない。」

「もう少しのところで。」

「気にするな。この刀さえあれば。」

「そ、それは、いわくつきのでは・・・。」

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