3.6万PV感謝【悲報】行政により現代から異世界に追放されたお兄さん、テイマーでもないのに使えないモンスター達に懐かれてメシウマ展開の異世界生活が始まってしまうwwwww
第1話 異世界生活を満喫している、試験異世界生活者。犬神猫々さんの提出レポート ※要修正が必要箇所有り
3.6万PV感謝【悲報】行政により現代から異世界に追放されたお兄さん、テイマーでもないのに使えないモンスター達に懐かれてメシウマ展開の異世界生活が始まってしまうwwwww
アヌビス兄さん
序章・強制的に異世界に行かされた俺
第1話 異世界生活を満喫している、試験異世界生活者。犬神猫々さんの提出レポート ※要修正が必要箇所有り
異世界は中立国家、北の王国エリザベルド。
謁見の間にて錚々たる面子が揃い、大陸最大の信徒数を誇るセフィラム教の法皇は今回議長としてピリピリとした中でそれら集まった者達の名前を呼び上げる。
「南の暗国。ザナルガランより、魔王アズリタン様!」
黒のマントにセーラー服みたいな正装をしたチビガキだが、瞬時に街一つくらいは消し炭にできる、何それ?
アニメの見過ぎですか?
みたいなとんでもない
だが、こいつは馬鹿である。
唯一救いがあるとしたら、馬鹿は馬鹿でも愛すべき馬鹿という事だろう。
「クハハ! 余を呼び出すとは何の祭りだ? ご馳走はどこだっ!」
ほらね。
「続きまして、東の精霊国。ティルナノより、精霊王ツィタニア様!」
白を基調としたウェディングドレスみたいな服を来た笑顔が眩しい女性、ユニコーンみたいな精霊とペガサスみたいな精霊を引き連れ、生命において暖かく命を見守り、時として人間を導いてくれる。
困り事を相談すると慈悲深い心持ちで「とにかくやってみましょうよ!」と元気付けてくれる。
だが、こいつはスイーツ(笑)である。
いい奴である事にはこしたことがないんだが、何も考えていないのだろう。
絶対に上司にはしたくないタイプだ。
「魔王! 今日のドレスですが、どうでしょう?」
ハイ、こんな感じです。
「西の教国。ジェノスザインより、聖女王プリン・アラモード様!」
自らを戒める為と、金色の鎖型魔法力拘束具によって枷をつけられた水色の髪の美少女。
大きすぎる豊かな胸元に夢見る男性は後を絶たないだろう。
薄幸の美少女とも言える彼女は人間でありながら数々の奇跡。時には蘇生すらも行う事ができるファナリル聖教会最高聖職者・聖女王。
だが、こいつの宗教はカルト教団で、その中でも聖女プリン・アラモードは飛び抜けて迷惑極まりない
人外と見れば格殺、即殺。
今もアズリタンやツィタニアを殺したくてウズウズしている。金色の魔法拘束具はそういう意味のリアル戒めであり関わり合いになりたくない。
「おいおい、化け物の王と、羽虫の王がいるじゃねーか! なんで人間様と同じ席に座ってんだよ? あぁ?」
目を合わせるな! 噛みつかれるぞ!
「中央。皇都ヴェスタリアより、勇者王・トウドウ・アルモニカ様!」
ハーフの少年。ちなみにこの子供は
単独で世界最強の生物ドラゴンすらも倒してのけるまさに勇者。
だが……こいつはサイコパスである。ガキが無意味に力を持ったらどうなるかを体現している存在だ。気分が乗らなければ魔物であろうが悪人相手であろうが何もしない。また機嫌が悪ければ本来救わねばならない人々すら見殺しにする。
それを秤にかけて楽しむダメな奴。
一番勇者にしちゃいけない人間である。
「東西南北と中央の戦争? いいよ。生きている事を後悔させてあげる!」
俺はできる事なら君を後悔させたいよ。
そして、そんな頭のヤバい連中をここに集めたのは……大陸五者会談を開く為にこいつらと同じ土俵に立ったのが俺である。
「北の死王!」
「違います議長。
「コホン、失礼。北のエリザベルト領の小国よりシーイー王。イヌガミ・マオウ様!」
「違います議長。マオマオです猫々と書いてマオマオです。それにニュアンスが違います。
「度々失礼。北のエリザベルト領の商国より、シーイー王。イヌガミ・マオマオ様!」
そう、俺は
地球規模で作られた
一般ぴーぽーである俺が、政府による新しい試み、異世界への島流という罰ゲームを受けた俺が飛ばされた異世界で商人として働き、何故だか分からないがこの頭のおかしなそれぞれの国のトップ達を、それでいて相容れない連中を大きな会議に雁首を揃えさせるまでのお話である。
まず、これを見ている日本国民に問いたい!
剣と魔法の世界、冒険の日々、出会いと別れ、心打たれる神秘な光景、仲間達との絆……
そんな物よりも元の世界で真っ当に働いて、老後資金二千万を貯蓄した方が遥かにいいと声を大にして宣言したい。百億パーセント行きたいとは思わない。
これから語るのは、俺が成り行きで仲間になった連中と商店街を作り、この力だけ持っているちょっとアレな連中と関わっていくまでの思い出だ。
それを踏まえ、それを聞いてもらった上で俺は再度尋ねてみたいと思う。
いや、ほんと……
それでも異世界で暮らしたい?
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