ヴェリタス魔法論序説

本気で異世界つくる人

第一章 魔法学を学ぶにあたって

あなたが普段過ごす日常を思い出してみて欲しい。はたして魔法を使わない日が一日でもあっただろうか。おそらくほとんどの人は、あるいは本書を手に取った人は全員、日常的に魔法を使っていることだろう。さて、あなたは魔法を使っていて例えば次のような事柄を疑問に思ったことはないだろうか。

魔法を発生させるエネルギー源は?

魔法が使える原理は?

なぜ魔法には複数の発動方法があるのか?

魔法でできることの限界は?

これらの答えが気になるあなたは、ぜひとも魔法学をおすすめする。魔法学は、こういった魔法の全てを解き明かす学問であるとともに、これからの魔法の進歩を担う学問である。

本書では、基礎的な魔法学の導入から実践魔法学、また先行研究の紹介などを幅広く取り扱う書である。また読んでいて疲れた人のために、コラムで魔法に関する面白い小話を交えてある。

ぜひとも本書を魔法学の教科書として、存分に活用していただきたい。

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