ゲーマーの、な・い・し・ょ♡-アフターストーリー‐
さいとう みさき
ゲームおわっちゃたぁ……
「くはぁ~、良かったぁ////////」
私は全ての任務を終えてエンディングのスタッフロールを見ている。
最期、アバターのエルフ姿で惑星破壊装置のコアを宇宙戦闘機を操作しながらイっちゃって、エネルギー増幅させて破壊できた。
正直ちょっと時間かかっちゃった。
だって、戦闘しながらアレなんだもん♡
アバターエルフの身体だと、上下運動が戦闘機に乗ってだと大変なのよねぇ~。
でも私がイカないとエネルギー増幅できないと言う見事な鬼畜仕様!
あ、ちなみにアバターエルフの名前は「リリアン」になってた。
なんか神の声がして、そんな名前に決定していた。
良い響きなので、気に入ってるのよね~、最後のアン♡ の響きとかいいし////////
でもまぁ、最後に気持ちよくフィニッシュできたので色々とスッキリできた。
エンドロールではその後にレジスタンスと連合軍が帝国軍に攻め入り、何とか勝利を収めたとか書いてあった。
その場面場面の静止画の写真なんかも現れて、仰々しくその勝利を演出している。
「いやはや、こう考えてみるとエッチなのは勿論だったけどゲームの内容もなかなかだったわよね~」
そこそこのめり込んで遊び終わったゲームと言うのはどれもこれも終わった時の達成感と言ったらとてもいいものだ。
それが例え大人向けのゲームでも。
「初めての体験もできたし、やっぱ慣れるとすんごく気持ちいいしね~♡」
と、全てのロールが終わって特別画面のウィンドウが開く。
そこにはメモリーアルバムと言う項目が増えていた。
一体どんなものか確認してみると、何とエッチな事だけダイレクトに出来るやつだ!
「なるほどぉ~、ゲーム自体は終わっちゃったけど、エッチの体験はすぐに出来るって事ね? いちいちゲームに準じたイベントこなさなくて気分でダイレクトにエッチを味わえると」
思わずにやけてしまう。
ゲーム進行とは違って、ソレだけしたい時にすぐにそれが体験できるのはとてもいい。
勿論シュチュエーションを楽しむにはゲームをやり直さなければやり直さなければならないけどね。
「えへへへへ、やりたい時にすぐに出来るってのは良いわね~♡」
そんな事言いながら、メモリーアルバムを見ているとメイドの時のプレイが載っていた。
それを画面タッチして画像再生をすると、画面の中の私のアバターであるエルフがあのガマガエルの様なご主人様にいじめられている所だった、性的に!
「うわぁ~、私ってあんな感じで後ろをやられちゃってたのかぁ////////」
実際にゲームプレイ中は体験していたからどんな格好だったとか、どんな感じでやられていたのかは分からない。
でもメモリーアルバムであの時の第三者視点で映し出されるそれは、そう言った系のビデオみたいにすごくエッチだった。
「私、あんな感じだったんだぁ////////」
音声も再生されているから、すぅんごぉぃ事まで口走ってるし////////
いやはや、それを自分が口走っていたと言うのをこうして記録で見るのは、ものすごく恥ずかしくてエッチだ。
「ふむふむ、こっちの再体験ってのを押すとあの時の体験がまたできるって言うのね?」
画面の上には再生ボタンとか一時停止ボタンが出てるけど、その画面の下には「再体験」と書かれていて、説明を読むとそれを選択するとあの時の体験がまたできると言うのだ。
「う~ん、経験済みだから今度は最初からきもちいいかな??」
そんな事を言いながら再体験ボタンを押す私だったのだ。
* * * * *
「はぁはぁ、これやっぱすんごぉい! いやはや、このゲーム続編出ないかなぁ~?」
再体験を何個か楽しんで、私は非常にすっきりしていったんゲームを切り上げる。
そして現実世界に戻って、いろいろと処理をしてからネットでこのゲームについての評価とか見ていると、気になる事が書いてあった。
「なになに、『自分とは違う性別で体感できるこのゲームは神だ!』だって? うーん、そう言えば最初に性別を選べたんだっけ……」
私はそんな事を言いながらヘッドギアを見る。
確か、メモリーの空きには余裕があったはず。
そしてあのゲームは勿論別のメモリー枠を使えば再スタートできる。
「男の子ってどんな感じなんだろう……」
私はそんな事を言いながら、またヘッドギアに手を伸ばすのだった。
ゲーマーの、な・い・し・ょ♡-アフターストーリー‐
―― おしまい ――
**************************************
あとがき:
……うーん。
ゲーム終わって色々おまけ機能って出るじゃないですか?
ムービーとかの閲覧が自由にできるとか。
で、エロゲなら再体験できても良いんじゃないかと(笑)。
そしてフルダイブのVRMMOなら被験者の脳波データーから異性にアバターが出来て、そして……
これ、続編書けって事ですね?
そして、ファンアートくれた山本泰雅様から神の声が!!
何と言う濃厚な設定!
いや、これカクヨム様でやっちゃったらまた怒られちゃいますよ~。
このアフターストーリーだってヤバいのに~(笑)。
さてさて、どうしたものか……
ゲーマーの、な・い・し・ょ♡-アフターストーリー‐ さいとう みさき @saitoumisaki
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます