第6話 となりいい?

ある意味あの兄弟に毒されて女性に魅力を感じなくなっていた。


新しい土地で仕事も見付け、1人で暮らしていた。



ある日、職場で1人で昼を食べていると、

先輩に声をかけらた。


「流星くん、あたしもいい?」


屋上のベンチの横にその人が座る。



「ねぇ、流星くんってさ、女興味ある?」

「なんでですか?」

「噂になってるよ。ゲイじゃないかって。」

「噂は噂でしかないんで。っていうかそれ楽しいですか?」

「…あたし、バイだからさ。」


「男と女だけ?」

「え?」

「ゲイの人とかビアンの人も好きになれる?」


「あぁ…考えたこと無かったな。多分、あたし、どんな人でも好きになったら真っ直ぐだからな。あえて、制御してない。」


「僕、少し前まである兄弟と付き合ってました。でも疲れちゃってここまで来ました。」

「へー…。何に疲れたの?兄弟ってふたりと付き合ってたの?」

「時期は別々です。でも、なんか疲れて。」

「ふーん。」


半分聴きながらずっと弁当を食べてた。


綺麗だなとは思うが、性的に惹かれてなかった。

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