朝
ピヨピヨ。
鳥の声が聞こえた気がする。
うーん。
今日が始まった。
俺は両手を思いっきり伸ばしたあと、
勢いよくベットから飛び降りた。
「こらー」
遠くで母が叫んでいる。
やべっ。
ついつい勢いよく立っちまうんだよな〜。
制服にパッパッと着替えて、
一階までの階段をかけおりる。
食卓に滑り込んだ俺は朝ごはんを口にかっこむ。
今日は珍しく焼き鮭だった。
うめー。
だけど慌てすぎてのどに詰まった。
ゴホッ。ゴホッ。
お茶をゴクリ。
ふー。助かった。
これからちょっと特別な一日が始まる。
時計を見ると時間がヤバい。
遅刻なんて洒落になんねーし。
カバンを引っ掴んで、
「行ってきまーす。」
ああ今日は高校の始業式。
入学式なときは親と一緒に席に座ってそのまま帰ったから、まだクラスメイトのやつとかと会ったことはねぇ。
めっちゃ楽しみだ。
俺のこのつまらない日常に光をさしてくれるやつに出会えねぇかなー。
とりあえず急がないと!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます