色彩の魔術師
ケイ素 料理警察
第1話 色彩の魔術師誕生
僕が覚えている最後の記憶は5歳になると行う儀式、神の祝福というものだ。その名の通り神からスキルを与えてもらえるというもの。
僕はその神の儀式で得たスキルは文字化け?していて分からないと初めはそう思ったが少しづつ思い出す前世の記憶、そして日本語で頭に浮かび上がるスキルの名前その名こそ色彩ただそれだけなのに何か不思議な力がある、そんな気がした。
前世では鬱になりそのままビルの屋上から、
その後の記憶は曖昧で気づいた時にはスキルを神から貰っていた。
僕はどうも孤児らしく、スキルを得たからといって孤児という立場が変わるようなこともなく今いる場所の王都でも特にすることがないので旅に出ようと思っている。
そんな僕の容姿は、
茶髪の髪に、クリっとした目ショタ…いや
いつかダンディになるのさ。
そして!そう、この日のために僕は準備をしていたのです!
ドヤ顔を向けてくるそんな主人公の名は、
レイ、この国ではそれなりの商家出ない限り家名を持つことを許されておらず家名を持つものは貴族とされている。
まぁなんやかんやで、旅支度を終えた僕は王都の外へ出ることに。
と、まぁそんな上手く王都を出れる訳もなく案の定人攫いに会い馬車でどこかに運ばれています。
約2日の間何も飲み食いさせてもらえずこの不衛生な馬車の荷台にロープで縛られて生活?していたけれど、外から悲鳴が聞こえてきて周りに僕の周りにいる誘拐された子供たちまでもが悲鳴をあげはじめた。
「きゃァァお母さん助けでぇァ」
「クソ、魔物が多すぎるぞ!氾濫の予兆はないはずだろ、!?」
外からの悲鳴がさらに恐怖をよぶ。
そんな中なぜ僕が冷静なのか?それはこの2日の間にスキルの能力を解明し、使用したからである。
そう、色彩とは他者の感情などを読み取り共感または自分や周りの感情をコントロールするものということが分かった。
これを使えば国中の美女達をとか考えてもいたがこれを使うのに魔力という定番のあれを使うため長時間の使用はキツい。
まぁ、とりあえず僕は無事だ無事ではあるが外にいる人攫い達は全員魔物にやられたのか声が聞こえなくなった。
次は僕の番かと思うと恐怖で泣き叫ぶ、そんなことも無く僕だけが無表情でこの状況を分析していた。
そんな事をしている内に魔物達は馬車の周りから逃げていったみたいで、何とか生き残った、とりあえず手足に着いているロープを人攫いの持っていたナイフを使い切り辺り一面に散らばっている肉片を見ながら今後のことを考えていた。
荷台に積まれていた子供は僕を含み3人でその内の2人は攫われて一日目の段階で元気もなく今日の朝には息がなかった為残り1人の少女の2人というわけだ。
だがその少女も今は意識も覚める気配もなく先程の魔物の襲撃があった際に暴れて怪我と体調不良で恐らく僕一人になることは決まりきった事だ。
となると、僕はこのよく分からない場所で1人になった訳だが人攫い達の持ち物を物色していると地図らしきものと周辺国で使われているであろう通貨が見つかった。
他にもショートソードや盾を装備して旅に出る事にした、王都で準備していた食料は無事だったようなのでもちろんそれも、持っていく。
こうして、準備も終えたところで地図を眺めたがここが何処なのかそして文字が読めない僕には不要なものだったが、宝の地図みたいで持っているだけでワクワクした。
まぁそんな事を考えている内に日が沈み始めたので、その日は野宿する事にした。
あとがき
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