第312話 訓練部屋で山羊頭やドラゴン、ヤシ亀と戦えるようになった事で
訓練部屋で山羊頭やドラゴン、ヤシ亀と戦えるようになった事でニーナの魔力値も十分になったので、ニーナ専用の搭乗型ゴーレムを作ろうと思い、どんなデザインのゴーレムが良いかと尋ねたところ――
「……あ、赤い竜を模したデザインが良いです」
と、顔を赤くしながら言われた。かわいい。
ああ、そう言えばヌゼは赤竜の化身(笑)と呼ばれていたんだっけ?
個人的にはネフィスリーアの様な女性的なデザインの機体に乗って欲しかったが、本人の要望があるならば仕方ない。
ドラゴンといえば、若干ドラゴレイムと被るが、あちらは胸部がドラゴンヘッドなだけで、全体的に言えば人型だ。
しかしドラゴンを模したデザインか……
とりあえずデザイン画を2枚ほど用意して、どちらが好みかニーナに聞いてみる。
先ずはよりドラゴンに近い4足歩行のゴーレム。色は全体的に暗めの赤、関節は黒、爪や羽の一部は金色で、羽の膜は黄色からオレンジへのグラデーションになっている。羽と尻尾は迫力を出す為に若干大きめに描いてみた。
2つ目のデザインはそれを人型に近づけた物になっている。
色や、羽、尻尾はそのままだで、2足歩行のゴーレムだ。首がやや長い。
「そうですね…2足歩行の方でお願い致します」
だそうだ。
そうですね、ニーナはあくまでも化身の方が好きなのであって、赤竜自体が好きなわけじゃないですもんね。
それと、色はやや光沢のある感じにして欲しいと言われた。つまりリストゥエラとお揃いにしたいのだろう。
デザインの細かいところをニーナ本人とチラズも交えて詰めてから、早速製作に取り掛かる。
コックピットは次元収納を用いた物を使い、装甲はヤシ亀の甲羅を使用する。
これは塔で討伐すると消滅してしまう亀を、敢て魔力に変換しない事で、ゆっくりと素材を剥ぎ取る事が可能になった結果手に入った物だ。
ヤシ亀を魔力に変換しないので、かなりの量の魔力を必要とするが。
この亀の甲羅、ヤシ亀を倒した時に入手できる黒い剣と同じでとにかく硬い、やたらめったら硬い。
黒い剣で全力を叩きつけてみたが、どちらも無傷で終わる結果だった。
のだが、素材にした途端ゴーレム魔法が通じるようになった。
つまりこちらはゴーレムの素材として使えるのだ。
魔力の通りは良いのに変形させるにはかなりの魔力を要する。
ゴーレムとして動かす分には必要な魔力は謎金属や鉄と同程度だ。
その他、海竜の素材と謎金属などを用いつつ造っていく。
最近、そうでなくとも作業スピードが上がっているが、チラズとオリビエ先生にも手伝って貰って、ニーナ専用搭乗型ゴーレムは一瞬で完成した。
「実は、名前はもう決めているのです」
そう言いながらニーナが13メートルほどあるその巨躯に歩み寄る。
なお、このゴーレムもドラゴレイムと同じ股下ダンジョンを起用している。つまり、足元で転移の魔道具を使う事によってコックピットに移動する仕組みだ。
ニーナの胸元にあるネックレスの赤い宝石が激しく光ると、ニーナは光に包まれてその姿を消した。
『さぁ、目覚めなさい赤竜、ムエルカシュファ!』
ドラゴンの瞳が赤く光り、起動した事を知らせた。
後で聞いたところ、ムエルカシュファはやっぱりテオ関係らしい。
何でも1度テオと引き分けて、その後に結局テオに討伐されたドラゴンなのだとか。
それが赤竜だったのかは定かではないそうだ。
時には赤く描かれ、時には緑に描かれ、時には黒く描かれ、時には金色に描かれることもあるのだとか。
それから暫く、ニーナとヌゼは2人で訓練部屋に入り浸っていた。
仲が良くて結構ですな。
2人が使い続けると俺が使えないので、モンスターを生み出したりすることは出来ない、ただ広くて頑丈な部屋を専用に作ってプレゼントした。
イチャイチャする時はカメラが搭載されている搭乗型ゴーレムは収納してからイチャイチャするんやで。
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重複していた部分を削除しました。
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