大きくて深い森、シュヴァルツヴァルト。世間から隔絶されたこの地で、少女ゾーイは破天荒な老魔女セリーナと二人で暮らしていた。世捨て人のようだが、優れた力を持つセリーナの影響で、魔法の素養を開花させたゾーイは、歌うように呪文を唱える「音楽魔導師(トルバドゥール)」として成長していく。
第一章では、セリーナや山羊たちとの穏やかな日常を送るゾーイが、少しずつ外界へと踏み出す様子が描かれる。身に迫る危険を持ち前の機転で乗り越え、様々な経験を積む中で、家族の絆や友情の大切さを知っていくゾーイ。自身の魔法が持つ可能性、そして背負っているかもしれない壮大な過去へと、彼女は一歩ずつ足を踏み入れていく――。
異世界ファンタジーの王道を行きながらも、歌と魔法の要素が光る本作。ゾーイは「音楽魔導師(トルバドゥール)」として、その真の力を開花させるのか? そして、彼女の出生に隠された亡国の秘密とは? 読者の心を深く惹きつける成長の物語を、ぜひ見届けてください!