ブラックな人の 懲りないお話・・
妖怪老人びーる男
第1話 某企業トップ(お1人目)が メインブラック!
30年余り務めた準王手企業を退職した東森シゲルさん、違ったスキルを身に着けるべく地元長崎のハローワーク紹介で、ほぼ半年の間、職業訓練を目的としたポリテクセンターに通い、大工・木工作業の技術を一生懸命勉強したのであります。そして、50代という中年オーバーにとって自由に選択できる求人はあまりないなかで、何とか面接にこぎつけられた地元企業は、通勤に車で1時間半ほどかかる建築・デザイン会社で家具や建具、大工仕事などを手掛ける会社でした。
60代の草野社長以下、事務員の女性が二人と若い加藤さんという営業社員の方、そして工場で従事されている方が男性4~5名、女性が1名の計10名足らずの小さい会社でした。面接の際は、始終ニコニコ顔の社長直々に業務内容を説明してもらい、毎日の通勤はきついけど雰囲気の良い会社だなと感じたみたいで、シゲルさんは幸先よく1社目で「頑張りますので、何とか宜しくお願い致します。」と伝え帰宅したのです。
数日後、連絡先にしていた携帯電話の方に社長自ら連絡があり、「営業社員として採用したいので、いつから勤務できるか検討して電話してください・・。」と言われたのです。シゲルさん、本当に久しぶりに感動し今までの訓練が無駄じゃなかったと思った次第です。会社自体はやや時代遅れ的な外観だったけど、社長の穏やかそうな雰囲気と、女性事務員や働いてる人たちも優しく思われ期待して働けそうでした。
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