第2話 幹部候補生学校の一日(体操編)
正直一日って代表して紹介しても日によって全く違うのでやめた方がいいんじゃないかとも思いますがシリーズ頭の整理でもあるので紹介します。
公式のスケジュール
0600 総員起床
0605 体操
0615 甲板掃除
0700 朝食
0800 国旗掲揚、定時点検
0820 教務
1140 昼食
1240 教務
1615 別課
1730 夕食
1900 甲板掃除
1930 巡検、自習
2200 消灯(2345まで延長可)
今回は総員起床後の体操と甲板掃除についてです。
総員起床後グラウンドに一斉に降りて体操を行いますがすぐに始まるわけではありません。グラウンドに一度分隊ごとに整列し号令調整を行います。これは号令を絶叫します。
、、、端的に言い過ぎました。まず号令官が前に立ちその他6人が一列に並びます。号令官含め7人一組となるわけです。そして号令官は号令(右向け右、左向け左など)をあらん限りの声量で絶叫します。他の6人の候補生はその号令官に続いて絶叫するわけです。そのため幹部候補生学校の朝はとても賑やかです。普通であれば近隣住民と軋轢が生まれそうですが何十年も前から続いていることなので気にしていないのでしょうね。
その後0605になると総員体操用意のマイクがかかり、候補生たちは号令をやめ、号令官は6人の列に加わります。そのまますぐに体操が始まるわけではありません。まず男性は上裸になり、女性は肌着になります。このとき女性の肌着は透けないものが良いでしょう。そして乾布摩擦を行います。この乾布摩擦は冬は寒いのでありがたいですね。しばらく乾布摩擦を続けたあと当直学生の号令「体操はじめ」により2分隊ごと(確か)一人体操号令官が前に出て号令官に合わせ体操を始めます。自分の号令で皆体操を行うので結構緊張します。体操は有名(?)な「海上自衛隊第一体操」です。個人的にはラジオ体操より気に入っていて今でもたまに朝体操しています。純粋に体がほぐれて気持ちがいいのです。
体操が終われば甲板掃除、、、の前に補強運動を行います。簡単に言うと筋トレです。大体は腕立て伏せ30回が多いです。これが終われば甲板掃除になります。
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